昨年ソロとして31年ぶりのソロ・オリジナルアルバム『婦人の肖像 (Portrait of a Lady)』をリリースし、高い作品性が各メディアで大きな話題となり、現在に至るまでロングヒットを記録している。その渾身のアルバムを携えて、今年3月6日(月)と7日(火)にワンマンライブが2日間開催された。会場キャパシティの10倍以上の応募が殺到し、チケットは即日完売。会場で観ることが出来なかった多くのファンの要望に応える形で2日目は急遽ライブビューイングも行われるなど、開催前から大きく注目を集めていた。舞台は幽玄の地“鎌倉”。ソロミュージシャンとして、そしてサザンオールスターズとしても「鎌倉」にまつわる楽曲を数多く届けてきた原 由子にとって、縁深くゆかりある場所。そんな特別な地で13年ぶりに行われたソロライブは、まさに“スペシャルライブ”と謳うにふさわしく、44年の音楽人生を経て実ったミュージシャン原 由子の豊穣の歌声が会場を包み込み、割れんばかりの歓声と拍手が轟いた。