粘りを受け継ぎ、強さで越えていく。磯竿の核心はブランクスにある。他釣種と比べても過酷な自然環境、不利な体勢でのやり取りを余儀なくされる磯釣りにおいてグレが獲れるか否かを左右する最も大きなファクターはブランクス性能にあると言ってよいだろう。近年のリール・ラインの進化は求められる磯竿の要件に変化をもたらした。理想的なのは「曲がってグレを止め、復元力で浮かせる竿」。胴まで曲がるいわゆる「粘り」を持った竿は幾重にもあるが、強さを兼ね備える竿は存在しなかった。ダイワは曲がってからのパワー「靭」について注目し、まさに「粘り」を鍛え「靭」と成す「粘靭ブランクス」として16TOURNAMENT ISO AGSに搭載。新しい磯竿の王道調子として高い評価を得てきた。NEW TOURNAMENT ISO AGSは発売以来蓄積されたDAIWAのノウハウとテスター陣の意見を基に「粘靭ブランクス」の調子的な側面で熟成を遂げ、「V-JOINTα」という新たなテクノロジーを得たことで大幅に曲がりと強さの基本性能を向上させた。「V-JOINTα」によってもたらされた節部のスムーズな曲がりはやり取りの中のパワーロスを軽減、本来ブランクスの持つ復元力を活かしきることでより大きなテンションをグレへ与え続けることを可能とした。粘りを引継ぎ、強さで超えていく…そうしてNEW TOURNAMENTISO AGSは新たな「靭」を得て次の次元のブランクスへと跳躍進化を果たした。
●全長(m):5.1
●継数(本):5
●仕舞寸法(cm):118
●標準自重(g):204
●先径/元径(mm):0.6/18.1
●錘負荷(号):1.5〜4
●適合ライン ナイロン(号):1.2〜4
●カーボン含有率(%):98