Saint-Romain Sous Rocheサン・ロマン スー・ロシュ 赤


 Saint-Romain Sous Rocheサン・ロマン スー・ロシュ 赤

アサヒヤワインセラー

9,108 円 (税抜き)

≪2021 年の特徴≫ 2021 年は、ブドウが晩熟で、春の遅霜と病気の蔓延、雹の被害の三重苦に見舞われた とても厳しい年だった。 かのロマネ・コンティが「過去 50 年間の中で一番収量の少ないミレジムだった」と言うように、 特に、プルミエ・クリュ、グラン・クリュクラスの集まるコート・ドールの丘の中腹が霜の影響で 収量を大幅に落とした。 その後も、雨の多い不安定な天候によるミルデュー、オイディオムの猛威、冷夏、 そして極めつけは 8月末にサン・ロマン周辺を襲った雹など、ブドウ栽培は全てのレベルに おいて混沌としていた。 近年の中では、2012が最も不作の年だが、更なる減収だった。 9月に入っても雨天が続いたが、徐々に回復し、幸運にも収穫日は、ほぼ全ての日程が好天 に恵まれた。ただ、霜や病害の被害を受けたため、ブドウは厳格な選果が必要だった。 ブドウの品質においては、白赤共に酸が多く、また収穫を待つことができたおかげで フェノールもしっかりと熟した。雨の多かった 2013 年にも通じるが、日照量が少なかった 影響もあり、ブドウは酸化にとても敏感だった。そのため、熟成の際のタンクの密閉には 細心の注意を払った。 ワインの特徴について、2020 年が太陽からのエネルギーを受けたボリューム豊かな ワインだったのに対し、2021 年は、大地からのエネルギーを受けた涼しい酸とミネラル が豊富なワインに仕上がっている。 フレッド自身、2021 年を「アルコール度数が低くエレガントで酸のある、かつての良き ブルゴーニュを想起させる」と評し、白は、涼しい年の「2012 年、2013 年」、そして赤は 「2012年、2016 年」を彷彿させると語る。 共通点は、いずれもブドウが楽に育った年ではなく、厳しい気候に対峙しそれを乗り越えた、 生産者にとってとても思い入れの深い年、まさに「生産者の記憶に残る年」と言えよう
※ご存じの通り2021年は例年より、かなり入荷が少なく 各アイテム1本~3本の入荷です。

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