豊富なミネラルが含まれる カヴィの真骨頂、長期熟成も可能ラベルに書かれた「テヌータ マネンティ」は畑の名前で、ブリク サッシはロベルトがこのワインに付けた名前です。アウローラとは畑の場所が異なります。テヌータ マネンティは山に近いところほど石が多くなっています。石のことをイタリア語では、「サッシ」と言います。「ブリク」は丘の意味です(正式にはブリッコですが、ピエモンテ方言ではブリクと言います)。土壌は、マール(泥灰土)石灰岩。もともとは海であったため、ミネラル分を多く含んでいて、ワインにもしっかりと含まれています。石灰岩の中には、貝殻なども見られます。畑は、南と南東向きで、標高270m、起伏があります。海に近いため、海からのマイクロクライメイト(反射光、気温、風など)の良い影響を受けます。平均樹齢は40年。仕立てはギヨーです。低温で3?4ヶ月かけて発酵させます。澱と接触することで、ミネラルが与えられます。また、1ヶ月に1度は澱引きします。2ヶ月ステンレスタンクで熟成させ、瓶詰前に?3度から?4度で酒石を落とします。その後ボトルで2ヶ月寝かせます。熟した果実の甘さと柑橘系の引き締まった風味がすばらしく調和しています。ハーブ系の香りがあり、アウローラより凝縮したブーケがあります。特徴を比較すると、アウローラは「フルーティ」、ブリク サッシは「よりミネラル」と言えます。
●名称:白ワイン
●商品名:Gavi del Comune di Gavi Bric Sassi
●生産者:
アジエンダ アグリコーラ ロベルト サロット
●原産国:イタリア●産地:ピエモンテ
●葡萄品種:コルテーゼ
●保存方法:直射日光を避けて保管ください。
※商品は極まれに、入荷状況・メーカーの規格変更等によりヴィンテージ・容量・度数・ラベル・ボトル形状等が予告なく変更される場合があります。恐れ入りますが予めご了承下さい。ロベルト サロット/イタリア/ピエモンテ アジエンダ アグリコーラ ロベルト サロット ロベルトはワインスクールを卒業してから父を手伝ってきましたが、その後年間生産量6,500万本というピエモンテの大規模な醸造所の醸造長として手腕を発揮。同時にガヴィにある醸造所のワインメーカーとしても活躍しました。 現在は、それらの職を辞し、彼自身の畑をバローロ、バルバレスコ、ガヴィに所有し、質の高いワイン造りを行なっています。また、6名の親しいメンバーと共同経営する醸造所のワインメーカーを務め、さらに、ワインに含まれている200種類ほどある化学成分の専門家でもあります。ロベルトがワイン造りにおいて、最優先で注意を払うのは葡萄畑です。 「良いワインは畑で生まれ、セラーで育つ。」 と考えているからです。所有する畑は、バローロ、バルバレスコ、ネヴィーリエ、ガヴィといったピエモンテ最高のワインを産するエリアに広がっています。アルネイス、シャルドネ、ブラケット、ネッビオーロ、カベルネ ソーヴィニヨンの栽培も行なっています。機械化によって若干は変わりましたが、基本的には伝統的な方法で葡萄を育てています。自然の生態系を守りながら、化学的なものを減らしていくことで、いつか化学的なものをゼロにしていければと考えています。 収穫は10年間ほぼ同じ人に頼んでいます。自宅のあるネヴィーリエ、ガヴィ、バローロにセラーがあります。温度コントロール装置付きの発酵タンク、甘口ワイン貯蔵のための温度調節付きタンク、ニューマティックプレス、バキュームフィルター、連続式フィルター等の設備があります。マイクロフィルトレーション装置を備えたボトリングラインは1時間に2,000本のボトリングが可能です。 ロベルトは、「良いガヴィを高くない値段で」をポリシィとしています。特徴は長い発酵にあり、3~4ヶ月もかけます。その間、死んだ酵母が沈んでいて、ワインにミネラルを与えます。また、長い低温発酵のため、自然のCO2がワインに溶け込み、長くフレッシュさを保つことが出来ます。また、バローロとバルバレスコはひとつの土地として考え、クリュによる違いと考えています。どちらもネッビオーロにとって最適な土地だからです。