『リアルワインガイド(2013年 冬 第40号)』「3000円以下の本当においしいワイン」で見事旨安大賞を受賞したワイン!
ヴィンテージは画像と変わっています。 スペイン南東部、D.O.イエクラの品質をリードする造り手による、溌剌とした果実味の赤ワイン。 豊富な太陽を浴びて育った完熟ブドウだけを使用しているのでとてもジューシー。 ワイナリーの歴史は1850年、ペドロ・カンデラ氏が自宅の一部に設けた小さなセラーで造ったワインを少しずつ販売し始めたことに始まる。 1925年、アントニオ・カンデラ・ガルシア氏は、「ボデガス・アントニオ・カンデラ」の名の下、自社畑でのワイン造りを始める。 そして次の代、アントニオ・カンデラ・ポベラ氏になるとワイナリーは醸造面で大きな飛躍を遂げる。 販売が徐々に軌道に乗るようになるにつれ規模は拡大し、最新の醸造設備も設置されるようになるなど近代化が進んだ。 こうした流れのなかで、2000年4代目で現在のオーナー、アルフレド・カンデラ氏により新たに「バラオンダ社」が設立された。 オーナー、アルフレド・カンデラ氏 「アルフレド・カンデラ氏は、若い頃アメリカへ留学し経営学を修めた後、マドリッドで経営コンサルティングの会社に就職。数々の企業の経営管理に携わるという経歴の持ち主。全ては将来、ワイナリーを継ぐための準備であった。 「地ブドウ、モナストレルの魅力を開花させること」、「最高の選果、最高の醸造と設備による“クオリティワイン”」これがバラオンダの使命です。代々受け継がれたワイン造りへの情熱は、「バラオンダ」という形で新たな時代を迎えました。これは一家にとって大きな転換であり、それゆえに多大なリスクを背負うことを意味します。しかし、地ブドウとクオリティワインへの情熱、そして家族に支えられカンデラ家の若い世代の、新たな挑戦が始まりました。 地ブドウ、「モナストレル」はワイナリーが“私たちの女王”と呼ぶほど大切にしている品種です。 政府の減反政策や国際品種との競争が激しさを増す流れのなか、バラオンダがモナストレル種にこだわったのは、そのポテンシャルを熟知しているから。そしてワイン愛好家たちがありきたりの国際品種には満足しなくなっていること、常に新しい“何か”を求めていることをアメリカの経験で体得していたからです。 年間300mmという極端に少ない降水量、大陸性気候という条件に加え、他のモナストレルの産地と比べて標高の高いイエクラ、そしてそのイエクラでも更に高地に畑を所有(600〜850m)しているという好条件が揃い、数多く残る古木の畑に恵まれていること。受け継がれた財産を振り返ったとき、イエクラの、そしてバラオンダのテロワールに完璧に適応したこの地ブドウの素晴らしさを広めたい、という想いが確かなものとなった。 リアルワインガイド 旨安大賞
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