◆特許技術でもあるオリジナルドライバーを搭載し、高解像度と自然な帯域バランスを両立。
◆振動版を波紋状のサスペンションを組み込み高い剛性を確保。ユニットの振動ロスを軽減し、正確な駆動を実現。
◆コンピューターシュミレーションにより空気の流れを解析することで、最適な場所である背面部にエアフローを設置。
◆ヘアラインを施したローズゴールドのアルミニングとピアノブラックの筐体による優雅なデザイン。
◆特殊なコーティング加工をすることでタッチノイズを低減し、しなやかで絡まりにくい新型ケーブルを採用。ハイレゾ音源を、Astell&Kernのハイレゾプレーヤー「AK Jr」をリファレンスに音楽を聴き始めると、「DM100」のサウンドは、「DM008」や「DM008P」とは全く別志向のものに仕上がっていることが分かった。DM008やDM008Pのユーザーの方は、一切の先入観なしにサウンドレビューを読んで欲しい。まず宇多田ヒカルの「Automatic」(96kHz/24bit)を試聴してみると、ハイまで美しく伸びる鮮烈なサウンドで、高域までのキレの良さと共に微細音の再現性にフォーカスしたサウンドである。特に中域までは骨太な指向を持ったDM008やDM008Pのサウンドに対して、DM100は徹底して高分解能に突っ走り、ボーカルを急峻に立てる。同時に、空間的な見通しの良さは特筆もので、広がり・奥行きともに大きく、360度音に囲まれるかのような情報量を持つ。DaftPunkの「Give Life Back to Music」では、量的に押さえつつも制動の効いた低音のリズミカルな刻みの鋭さが印象的で、同時にハイの金属音も美しく、そしてシャープに伸びる。低音に振り過ぎず、正確に音情報を再現しつつも、音楽的に聴いていて楽しいサウンドというのは、なかなか他にない味を持っている。アニソンからは藍井エイルの「IGNITE」(96kHz/24bit)を聴く。特徴的で伸びやかなボーカルを余裕たっぷりに鳴らしつつも、冒頭のピアノ、そしてバックバンドの音の分離までキレイに鳴らす。特に「IGNITE」を聴き込んでいて気付いたのは、高域〜中域から低域とすべての帯域で音分離が良く埋もれないので、今まで気付かなかったギターリフに気付いた。音を隅々まで鳴らし尽くし、かつクセがないというのはアニソンにもピタリとマッチする。それでは、クラシカルな音源はどうだろうか。ジャズからSHANTIの「Born to Sing」(96kHz/24bit)を聴くと、ボーカルの響きは想像以上に美しくシャープで、空間のなかで実在感を持って鳴らしてくれる。特にDM100の持つ低域のゴリゴリとした質感の良さが改めて体感できる上に、リズムを刻むシンバルのサウンドまでシャープに響かせる。カラヤン指揮の「ヴィヴァルディ『四季 春』第一楽章」では弦楽器の音のサウンドの刻みが美しく、またホールの広がりも自然に伝わるのだ。文:折原一也
※AV/オーディオ/ガジェット情報サイト「PHILE WEB」所収記事を短くまとめたものです。
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