■螺旋状のチューブに特殊ダンピング溶液を封入し、ケーブルの周囲を360°囲むという、かつてない方法を実現しました。この方法は創業者・伊奈龍慶の考案によるもので、実現までに5年もの歳月を必要としました。
■封入されている特殊ダンピング液は「スティッキー溶液」と呼ばれ、近畿大学工学部 機械工学科・西村公伸教授との共同研究により、D-PROP、C-PROPなどのインシュレーター開発で培ってきた技術です。この溶液は透明度が高く、餅のように粘性をもったリキッドで、バネ性を有しているのが特徴です。水ともオイルとも違う、この「溶液のバネ」ともいうべき不思議な物性が、有害振動を吸収し音楽再生に特に影響のある、微振動を消滅させる役割を果たします。
■ケーブルは、この「スティッキー溶液」が充填された螺旋状のチューブの中を通ることで、外部からの振動のみならず、ノイズに対しても高い効果を発揮します。また、自身が発する振動やノイズが外部に及ぼす影響も軽減します。これにより振動やノイズによる音の濁りがとれ、ケーブル本来の音が蘇ります。
■設置環境、ケーブルの種類を問わずにご使用いただくことができますので、ラック裏の重なり合ったケーブルや、地面に接地せず空中配線となっているケーブルにも非常に高い効果を発揮します。