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熱とエントロピー ちくま学芸文庫 山本義隆 筑摩書房ネツガク シソウ ノ シテキ テンカイ ヤマモト,ヨシタカ 発行年月:2009年02月 ページ数:414p サイズ:文庫 ISBN:9784480091833 山本義隆(ヤマモトヨシタカ) 1941年、大阪府生まれ。東京大学理学部物理学科卒業。同大学院博士課程中退。現在、学校法人駿台予備学校勤務(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) 第5部 熱力学の原理の提唱(熱の普遍性の原理 熱力学第1法則の確立ークラウジウスの50年論文(その1)/熱の特殊性の原理 熱力学第2法則の提唱ークラウジウスの50年論文(その2)/カルノー関数と絶対温度をめぐってーウィリアム・トムソンの問題意識/ジュールートムソン効果と絶対温度の定義ートムソン:1852ー54年/熱力学第2法則の数学的表現ートムソンとクラウジウス:1854年)/第6部 エネルギーとエントロピー(第2法則からエントロピーへークラウジウスの模索/熱力学の体系化にむけてー利用可能なエネルギーと平衡条件/自由エネルギーと熱学の体系ーヨシア・ウィラード・ギブズ/ネルンストの定理と熱力学第3法則ーネルンストとプランク/熱学と熱的地球像ー熱学が意図してきたもの) 「エントロピー」の誕生は難産だった。熱の動力をめぐるカルノー以来の苦闘をへて、熱力学はやがて第1法則と第2法則を確立し、ついにエントロピー概念に到達する。マクロな自然の秘密を明るみに出したそのエントロピーとは何か。「エネルギーの散逸」とのみ捉えられがちな誤謬を正しつつ議論は進む。第3巻は熱力学の完成とその新たな展開。マクスウェル、トムソンらの寄与とクラウジウスの卓抜な総合化、さらにギブズの化学平衡論により制約因子としてのエントロピーの本性が明らかとなってゆく。論文・書簡を含む多くの原典を博捜して成った壮大な熱学史。格好の熱力学入門篇。全3巻完結。 本 科学・技術 物理学 文庫 人文・思想・社会 文庫 科学・医学・技術