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あるフランス人記者の記録 アンドレ・ヴィオリス 大橋 尚泰 草思社センキュウヒャクサンジュウニネンノダイニホンテイコク アンドレ ヴィオリス オオハシ ナオヤス 発行年月:2020年10月21日 予約締切日:2020年09月25日 ページ数:360p サイズ:単行本 ISBN:9784794224774 ヴィオリス,アンドレ(Viollis,Andr´ee) 1870年生まれ。20世紀前半(とりわけ両大戦間)に活躍した女性ジャーナリスト兼ルポルタージュ作家で、社会主義やフェミニズムに惹かれながらも、幾度となく戦争や紛争地域に飛び込み、10冊ほどのルポルタージュ作品を残した。1950年没 大橋尚泰(オオハシナオヤス) 1967年生まれ。早稲田大学仏文科卒。東京都立大学大学院仏文研究科修士課程中退。現フランス語翻訳者、ことわざ学会理事。歴史と文学の中間領域に興味をもつ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) 上海から横浜への途上/日本の世論と上海「事変」/日本軍の領地、満洲/多様な顔をもつ東京/国家主義運動はどのようにして生まれ、発展したのか/文民政府に対する軍人の叛乱/軍の謀略と政治家の暗殺/国会議員はどのようにして民衆に愛想を尽かされたのか/時代の寵児たちのもとで/日本の青年将校とは何か、そのめざすものは何か/石垣の内側におられる方/社会主義からファシズムへ/ファシズムと無産政党/ファシズム団体を訪ねまわって/日本の産業の危機/日本の成金/日本の労働者のみじめな境遇/日本の農民の激しい貧困/あふれだす日本人/時期尚早だったクーデターと陸軍省/日本はどこへむかうのか 満洲事変の翌年、日本を取材するために来日した「ル・プチ・パリジヤン」紙の特派員アンドレ・ヴィオリスは、当時、若手将校から崇拝の的になっていた荒木貞夫(陸相)のほか、平沼騏一郎、安部磯雄らとも対面し、そのやりとりを含む日本人の肉声を記録したルポを1933年に刊行した。本書はその全訳に詳細な注を付した一冊である。五・一五事件による政党政治の終焉を目の当たりにしたフランス人は、岐路に立つ日本社会をどのように捉えたのか。風雲急を告げる時代の空気を今日に伝える貴重な記録である。 本 人文・思想・社会 歴史 日本史