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ちくま文庫 しー10ー35 松岡 和子 筑摩書房スベテノキセツノシェイクスピア マツオカ カズコ 発行年月:2022年04月11日 予約締切日:2022年04月10日 ページ数:352p サイズ:文庫 ISBN:9784480438072 松岡和子(マツオカカズコ) 1942年、旧満州新京(長春)生まれ。東京女子大学英米文学科卒業。東京大学大学院修士課程修了。翻訳家・演劇評論家。1993年より28年をかけてシェイクスピア戯曲全37本を翻訳、ちくま文庫『シェイクスピア全集』全33巻が完結した。この業績により、2021年、第58回日本翻訳文化賞、第69回菊池寛賞、第75回毎日出版文化賞“企画部門”、2021年度朝日賞、第14回小田島雄志・翻訳戯曲賞特別賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) 第1幕 男と女の力学(『ロミオとジュリエット』ー別れがこんなに甘く切ないなら/『夏の夜の夢』ー何もかもが二重に見える ほか)/第2幕 闇こそ輝く(『リチャード三世』ー歩きながら俺の影法師を眺めていられるよう/『ヴェニスの商人』ーああ、俺のキリスト教徒の金 ほか)/第3幕 この世は仮装パーティ(『間違いの喜劇』ーこの世界にとって俺はひとしずくの水/『お気に召すまま』ーひと目惚れでなければ恋にあらず ほか)/第4幕 時間がみた夢(『リア王』ー忍耐だ。我々は泣きながらここへやってきた/『冬物語』ー並居る皆様を驚かせて差し上げて ほか)/第5幕 視線の政治学(『ハムレット』ー見られずに見て…/『終わりよければすべてよし』ー失ったものを褒め称えれば、思い出は貴重になる) 2021年、シェイクスピア全集、個人全訳を完結した著者は、翻訳を開始する直前、年間100本以上のシェイクスピア劇を観続けていた。代表的14作品を、演じられた舞台に即して「男と女の力学」「闇の中の輝き」「この世は仮装パーティ」等のテーマに分類し、掘り下げていく。シェイクスピア劇が10倍楽しくなるエッセイ。文庫化にあたり、全集最終巻「終わりよければすべてよし」についての書下ろしと全作品翻訳開始後のインタビューを加えた。 本 人文・思想・社会 文学 戯曲・シナリオ 文庫 人文・思想・社会