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中井和夫 群像社ウクラナ インテレクチュアル ヒストリー ナカイ,カズオ 発行年月：2024年10月 予約締切日：2024年11月01日 ページ数：414p サイズ：単行本 ISBN：9784910100371 中井和夫（ナカイカズオ） ウクライナ研究（歴史、文学、言語）、国際関係論。東京大学名誉教授（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです） 第1章 コサックの学問所ーキエフ・モヒラ・アカデミー/第2章 コサックの基本法ーピリプ・オルリクの憲法/第3章 コサックの神話ー『イストーリア・ルーソフ』/第4章 キエフの三人の若者/第5章 政治的自由とフロマーダ主義ーミハイロ・ドラホマノフ/第6章 ガリツィアの星ーイヴァン・フランコ/第7章 貴族政と保守のイデオローグーヴャチェスラフ・リピンスキー/第8章 歴史家と政治家の間ーミハイロ・フルシェフスキー 本書は、九世紀に成立したキエフ・ルーシの系譜を引くウクライナにおける、十七世紀から二十世紀はじめに至る思想の展開を跡づける一つの試みである。正教の神学者、連邦主義者、貴族政主義者、社会主義者、西欧主義者、民族主義者、人民主義者など取り上げた思想家は多様だが、彼らは一様にウクライナの現在と将来における体制と社会、複雑な歴史をたどってきた周囲との関係を考えている。ロシアやポーランドと離れて独立に進むのか、たがいに協調し何らかの連合を組むのか、あるいはベラルーシまで含めた東スラヴ全体の統合を目指すのか。ウクライナにおける思想史の展開をたどることは、現在のウクライナのアイデンティティと多様性を理解するためには必要不可欠の作業なのである。 本 人文・思想・社会 哲学・思想 西洋哲学
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