著者アントニエッタ・パストーレ(著) 関口英子(訳) 横山千里(訳)出版社亜紀書房発売日2019年09月ISBN9784750516011ページ数205Pキーワードさいごのてがみ サイゴノテガミ ぱすと−れ あんとにえつた P パスト−レ アントニエツタ P9784750516011内容紹介別れがつらいのは、それだけ多くのものを 受け取ったから別れた夫の思い出のみを胸に戦後を生きた女性。その遺品の手紙が語り出す、悲しい真実とは。イタリア人の目を通して描く、実話に基づいた「原爆と戦争」の傷跡——日本人男性と結婚したイタリア人の著者は、結婚の挨拶に広島を訪れた。義理の叔母ゆり子と話すうち、別れた夫を想い続けるゆり子に興味をひかれていく。深く愛し合っていたふたりは、なぜ引き裂かれてしまったのか。村上春樹作品の翻訳者が綴った感涙のノンフィクション・ノベル「二人の悲劇を歴史のせいにするのは、虫が良すぎる事だと分かっています。ですが、幸せになる事は、強い人間だけに与えられた権利なのでしょうか。」(本文より)
※本データはこの商品が発売された時点の情報です。