公の時代/卯城竜太/松田修

 


公の時代/卯城竜太/松田修

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1,980 円 (税抜き)

著者卯城竜太(著) 松田修(著)出版社朝日出版社発売日2019年09月ISBN9784255011356ページ数322Pキーワードこうのじだい コウノジダイ うしろ りゆうた まつだ おさ ウシロ リユウタ マツダ オサ9784255011356内容紹介「アーティスト」が消失した次は、「個」が消える番だ。復興、オリンピック、芸術祭、都市再開発、表現の自由——“ブラックボックス化”した大正の前衛アートを手がかりに、開かれた社会(パブリック)と「個」を探る画期的な公共/芸術論!津田大介、青木淳、福住廉の三氏も対話に参加。ウェブ版「美術手帖」での好評連載を全面改訂し、新たな論として更新。「あいちトリエンナーレ2019」の“公開”検閲・展示中止を受けた対談も急遽追加。大きなアートフェアや芸術祭に率先して「配置」されるアーティスト、民営化されて「マジョリティ」しか入れなくなった公園や広場、「滅私奉公」して作品を社会から閉ざしていく市民のタイムライン……「みんな」「一般」の名のもとに、トップダウン/ボトムアップ双方から個人が侵食されていくとき、新しい公共圏と自由をどうつくっていくか?「個と公」の問題を、アーティストとアートの存在意義をテコにして実践的に考える。目次:はじめに 卯城竜太1. いまアーティスト論を語るということ2. 「マジョリティ」園の出現3. 「にんげんレストラン」は生きていてた4. 公化する個、個化する公5. 日本現代アートの始祖・望月桂と黒耀会 +福住廉6. 横井弘三が夢見た理想郷の建設7. 大正の前衛が開いた個のポテンシャル8. 「表現の自由」が問われた芸術祭 +津田大介9. 新しい公共をつくる方法論とは +青木淳10. アーティストたちよ、表層を揺さぶれおわりに 松田修卯城による「日本の前衛」DIY年表「近年、『個と公』のバランスが大きく変わるなかで、僕らには、アーティストというつくり手として、言いたいことがたくさんあった。対談内にウザいくらい出てくる『個』『アーティスト』『大正』といったいくつかのキーワードのうち、とくに『公』の使い方は、論として開始当時はガバガバだ。いまから見るとツッコミどころ満載だが、なぜ僕らがそれほどまでに幅広くいろんな集団や容れ物を『公』と呼びたかったのか。それがいったい何を示唆しているのか、だんだんとわかるようになってきたのは、僕らが自らを『私』ではなく、『個』として捉えることにこだわりを持っていると気づいてからだった」(卯城竜太「はじめに」より)
※本データはこの商品が発売された時点の情報です。目次1 いまアーティスト論を語るということ/2 「マジョリティ」園の出現/3 「にんげんレストラン」は生きていた/4 公化する個、個化する公/5 日本現代アートの始祖・望月桂と黒耀会/6 横井弘三が夢見た理想郷の建設+福住廉/7 大正の前衛が開いた個のポテンシャル/8 「表現の自由」が問われた芸術祭+津田大介/9 新しい公共をつくる方法論とは+青木淳/10 アーティストたちよ、表層を揺さぶれ

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