著者山脇秀樹(著)出版社東洋経済新報社発売日2020年05月ISBN9784492534236ページ数267Pキーワードせんりやくのそうぞうがくどらつかーできずきでざいん センリヤクノソウゾウガクドラツカーデキズキデザイン やまわき ひでき ヤマワキ ヒデキ9784492534236内容紹介欧米ビジネススクールで初めての日本人学長によるイノベーションのための戦略論筆者の学問の専門領域はミクロ経済学の応用分野である産業組織論と国際経済学です。経済学の博士号を取得した後25年近くは、この領域を研究し、講義を担当してきました。1995年に欧州から米国に移ってからは、産業組織論とその理論的基礎をとする競争戦略論に領域を広げました。競争戦略はマイケル・ポーターが1980年に出版した著書Competitive Strategyにその端を発するといっても過言ではないでしょう。筆者をデザイン思考に向かわせたのは、ドラッカースクールの講義での学生からの質問です。「新しい事業機会は、どうやって見つけるのですか?」講義で、イノベーションは大事だからイノベーションを起こしなさいとあなたはいつもいうけど、じゃあ実際、一体どうすればよいのですか、という本質とこちらの痛いところをついた質問です。「新しいアイデアを創出する現場」から直感的に学習しなければならないと思うようになりました。そうした思いを抱えるようになって、ロサンゼルスのダウンタウンから20キロぐらい離れたパサデンという町にあるアートセンター・カレッジ・オブ・デザインを訪れ、「デザイン思考」に出会うことになりました。デザイン思考、ピーター・ドラッカーのマネジメント、そして競争戦略。この3つは、時と分野を隔てて構築されたものですが、そのそれぞれの本質を紡ぐと、糸になり、その糸を織ると普遍的な戦略モデルのキャンバスとなるのです。そして、3つの思考を組み合わせたキャンバスの上に、新しい世界観と意味を創り、それに基づいた目的とビジョンを達成するための戦略を構築していきます。
※本データはこの商品が発売された時点の情報です。目次なぜ、新しいモデルが必要なのか/ビジネスの目的・使命・ビジョン/観察から洞察へ/顧客にとって新しい「意味」を創る/新しい意味を創る「予備的分析」/共感を生むためのツール「デザイン思考」/世界観と意味/新しい戦略モデルを構築する/戦略構築の土台/どのように目的を達成するのか/どこで目的を達成するのか/共感と未来のマネジメント