トルコ共和国国民の創成とその変容 アタテュルクとエルドアンのはざまで/小笠原弘幸

 


トルコ共和国国民の創成とその変容 アタテュルクとエルドアンのはざまで/小笠原弘幸

bookfan 2号店 楽天市場店

5,280 円 (税抜き)

著者小笠原弘幸(編)出版社九州大学出版会発売日2019年04月ISBN9784798502571ページ数296,9Pキーワードとるこきようわこくこくみんのそうせいとその トルコキヨウワコクコクミンノソウセイトソノ おがさわら ひろゆき オガサワラ ヒロユキ9784798502571内容紹介第一次世界大戦の敗北によって多民族・多宗教国家であるオスマン帝国が崩壊したのち、建国の父アタテュルク(1880/1~1938年)を指導者とする独立運動を経て、1923年にトルコ共和国は誕生した。トルコ民族主義と世俗主義を国是として出発したこの国は、まもなく建国100周年を迎えようとしている。国父アタテュルクによって、新しく生まれたこの国の「かたち」は、いかに形作られたのか。そして、親イスラム政策をとる現大統領エルドアンによって、それはどのように変わろうとしているのか。本書は、国民史や言語改革を通じた国民の創成プロセス、上からの国民形成に対するトルコの民衆の抵抗やネゴシエーション、国民国家を形作る国境の成り立ちとその揺らぎなどに焦点を当て、トルコ共和国が歩んできた一世紀を実証的に描き出す試みである。歴史的背景から最新のトルコ情勢まで視野に入れた、気鋭の若手研究者による論集。
※本データはこの商品が発売された時点の情報です。目次「アタテュルクのトルコ」を問い直す—共和国史をめぐる研究潮流と本書の射程/第1部 アタテュルクの描いたトルコ国民像とその創成(国民史の創成—トルコ史テーゼとその後/国民創出イベントとしての文字革命/感性を「統合」する—国民音楽からトルコ民俗音楽へ/国父のページェント—ムスタファ・ケマルと共和国初期アンカラの儀礼空間)/第2部 トルコ国民像をめぐるネゴシエーション(アタテュルク後の宗教教育政策—ライクリキの転換点/国民国家トルコとアナトリアの諸文明—イスラム化以前の遺跡をめぐる文化政策/トルコにおける抵抗文化—ハンスト・キャンペーンからみる国家・社会関係)/第3部 交雑する空間のなかのトルコ国民—国境、移民・難民、隣国からの眼差し(トルコ共和国の境界—領域紛争と国境/トルコの移民・難民政策/イラクからみるトルコ—世論調査の計量分析から)/激動の五年間(二〇一三〜一八年)と大統領制の始まり

この商品の詳細を調べる


本・雑誌・コミック » 人文・地歴・社会 » 歴史 » 世界史
ページェント アタテュルク キャンペーン ネゴシエーション