ガラス工芸の基本技法
著者由水直樹(著)出版社誠文堂新光社発売日2021年07月ISBN9784416520062ページ数176Pキーワードぱーとどヴえーるかたにつめたがらす パートドヴエールカタニツメタガラス よしみず なおき ヨシミズ ナオキ9784416520062内容紹介古くて新しいガラス技法「パート・ド・ヴェール」の作品を作ってみませんか?古代に発祥し、アール・ヌーヴォー期にフランスで蘇り花開いたガラスの成型技法、パート・ド・ヴェール。日本語では「練りガラス」を意味するもので、粘土などの原型から耐火石膏で鋳型を起こし、パウダーや粒などのガラスを調合して詰め、電気炉(キルン)で焼成して作品をつくります。金属の鋳造と同じ技法をガラスで行うもので、「ガラスの鋳造」とも言えます。本書は、紹介している書籍がほとんどないこの技法について、基本から応用まで詳しく解説します。インテリアなどの作品から、アクセサリー、器など、パート・ド・ヴェールの魅力を味わえる18の魅力的な作品づくりを通じて、スタンダードな5つの型取り法をはじめ、一通りの技法を学べる構成になっています。メインとなる原型づくりをはじめ、たくさんの工程を経るため、ひとつひとつの作業を丁寧に行う必要はありますが、パート・ド・ヴェールの作品は、やわらかく繊細な表情で、なめらかな質感をもち、さまざまな造形の美しさにあふれています。ピーナッツやバナナから型をとったユニークなものから、ケーキをイメージした小箱、器、アクセサリーなど、色やレリーフの美しさも楽しめる作品をとおして、技法が身に着けられるようになっています。基礎をしっかり身に着けて、思い描いた作品を完成させましょう。いにしえから続くガラス工芸を、ご自身でも楽しんでみませんか?
■目次パート・ド・ヴェールとは作業中の安全について第1部基礎編パート・ド・ヴェールにおける作業の流れ原型を作る/原型から耐火石膏型を取る/ガラス素材について/電気炉に入れて焼成する/仕上げ—加工と研磨第2部実践編
●基本の型取り法5種
オープン型(一つ型)
花の壁掛け時計/しずくのペンダント/花のリースブローチ/蛙のジュエリートレイ/バラのレリーフ画/船のオーナメント二つ型
つる模様の蓋付き楕円箱/ケーキをイメージした小箱割り型
虹色バナナ/ガラスの雪だるまプレス型
植物模様の三つ脚の器/桜の酒器吊り中子型
雲のフットランプ基本以外の耐火石膏型
型押し模様の角皿/菓子皿/ピーナッツの箸置き/レンコンの箸置きとペンダント/流れ模様の一輪挿しパート・ド・ヴェール関連用語索引****************************※本データはこの商品が発売された時点の情報です。目次第1部 基礎編(原型を作る/原型から耐火石膏型を取る/ガラス素材について/電気炉に入れて焼成する/仕上げ—加工と研磨)/第2部 実践編(基本の型取り法5種 オープン型(一つ型)/基本の型取り法5種 二つ型/基本の型取り法5種 割り型/基本の型取り法5種 プレス型/基本の型取り法5種 吊り中子型/基本以外の耐火石膏型)