岩波文庫 33-436-2
著者石母田正(著)出版社岩波書店発売日2017年01月ISBN9784003343623ページ数554,14Pキーワードにほんのこだいこつかいしもだしようちよさくしゆう ニホンノコダイコツカイシモダシヨウチヨサクシユウ いしもだ しよう イシモダ シヨウ9784003343623内容紹介日本の古代国家はどのような構造だったのか。中国・朝鮮との緊張関係は、内政にいかなる影響を及ぼしたのか。大王と国造、天皇制と官僚制、軍事と農事、租税と共同体…。推古朝から大化改新を経て律令国家の成立に至る過程に、首長制の切り口で正面から迫った本書は、今なお古代国家を論じるに避けて通れぬ必読文献である。
※本データはこの商品が発売された時点の情報です。目次第1章 国家成立史における国際的契機(交通の問題 戦争と内乱の周期/権力集中の諸類型 推古朝/二つの方式 大化改新/第二の周期 天平期)/第2章 大化改新の史的意義(改新の課題 史料批判の問題/人民の地域的編成 王民制から公民制へ/改新と東国首長層/改新政権の軍事的性格/権力構造について)/第3章 国家機構と古代官僚制の成立(過渡期としての天智朝/「政ノ要ハ軍事ナリ」天武・持統朝/東洋的専制国家 天皇制と太政官/古い型の省と新しい型の省)/第4章 古代国家と生産関係(首長制の生産関係/国造制と国家の成立過程)