火星からの来訪者 知られざるレム初期作品集/スタニスワフ・レム/沼野充義/芝田文乃

スタニスワフ・レム・コレクション


火星からの来訪者 知られざるレム初期作品集/スタニスワフ・レム/沼野充義/芝田文乃

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2,970 円 (税抜き)

著者スタニスワフ・レム(著) 沼野充義(訳) 芝田文乃(訳)出版社国書刊行会発売日2023年02月ISBN9784336071316ページ数369Pキーワードかせいからのらいほうしやしられざるれむしよき カセイカラノライホウシヤシラレザルレムシヨキ れむ すたにすわふ LEM S レム スタニスワフ LEM S9784336071316内容紹介第二次世界大戦でドイツが降伏した頃、アメリカのノースダコタ州とサウスダコタ州の境に隕石らしきものが落下する。しかしそれはただの隕石ではなく、火星から飛来したロケットであった。その中に乗り込んでいた奇妙な「火星からの人」がニューヨーク郊外の研究所に運び込まれ、科学者や技師などからなるチームが極秘のうちに、この火星人とのコミュニケーションを試みるが……『金星応答なし』に5年ほど先立つ、レムの本当のデビュー作とも言うべき本格的SF中篇『火星からの来訪者』、若き医師ステファン・チシニェツキは、町を歩いているときにユダヤ人と取り違えられて捕まり、他の無数のユダヤ人とともに貨車に押し込められ収容所に送られてしまう。ユダヤ人移送の決定的瞬間を描いた「ラインハルト作戦」、広島への原爆投下を主題にした、世界でもっとも早い文学作品の一つであり、SF的想像力を駆使して爆発の光景が創り出された「ヒロシマの男」など、レムがまだ20歳代だった1940年代から1950年にかけて書かれた、いずれも本邦初訳となる初期作品を収録。《星をちりばめた闇に茫然と言葉を失う者は/とても孤独で詩人に近い。》

目 次

火星からの来訪者ラインハルト作戦異質ヒロシマの男ドクトル・チシニェツキの当直青春詩集解説 レムは最初からレムだった——最初期レムのSF、非SF小説、そして詩(沼野充義)
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