ナラトロジーへ 物語論の転換、柳田國男考/鈴木貞美

知の新書 J07 Japan/literature L02


ナラトロジーへ 物語論の転換、柳田國男考/鈴木貞美

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1,430 円 (税抜き)

著者鈴木貞美(著)出版社文化科学高等研究院出版局発売日2023年10月ISBN9784924671782ページ数220Pキーワードならとろじーえものがたりろんのてんかんやなぎたくに ナラトロジーエモノガタリロンノテンカンヤナギタクニ すずき さだみ スズキ サダミ9784924671782内容紹介文学をどう読むか、どう考えるか!ナラトロジーを歴史=物語のメタレヴェル考察ととらえ、ポスト・モダンと呼ばれる考察法と関連づけた、野家啓一『物語の哲学—柳田國男と歴史の発見』に孕まれている根源的な問題を「物語」と「歴史」の双方にわたって析出し、ヘイドン・ホワイトの『メタヒストリー』の実証史学の展開をリアリズムのレトリックとして扱う際に陥る実証史学のイデオロギー性を世界線で批判し、柳田國男の民俗学の出発点に『遠野物語』を位置づける今日までの観点を覆し、その民俗学は、1920年代までは江戸時代の奇譚類を主な対象としていたこと、また『遠野物語』のナラティヴが岩野泡鳴が開発した「一元描写」によっていることを明らかにしながら、新たな柳田民俗学論を配置した、碩学の考察。文学を根源から見直す物語論は、ここから始まる!!
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