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★ライダー』に続く監督第2作…/革新的な内容、過激な芸術ゆえにハリウッドに葬られたデニス・ホッパー。/ハリウッドのスタントマン、カンザスは映画撮影のためにペルーの村へ赴くが、放蕩にふけるうち、映画作りを模した村での奇妙な儀式に巻き込まれ、やがて虚構と現実の境目を飛び越えためくるめく世界へと突入する。/『イージー
★ライダー』によって一躍時代の寵児となったデニス・ホッパーの監督二作目にして、長らくその作家生命を奪うことになった呪われた映画。完成した映画は1971年ヴェネチア国際映画祭で好評を博すが、難解で前衛的な構成に困惑した製作元ユニバーサル映画のトップ、ハリウッド最大の権力者ルー・ワッサーマンは再編集を指示。それをホッパーが断固拒絶したことで、映画は短期間の公開後お蔵入り状態となる。この騒動でハリウッドに干されたホッパーは映画監督としてはその後約10年間、映画を撮ることはできなかった。主人公カンザス役をホッパー自らが演じ、共演はジュリー・アダムス、ステラ・ガルシアの他、映画監督のサミュエル・フラーや盟友ピーター・フォンダ、音楽担当のクリス・クリストファーソン。撮影監督は『イージー
★ライダー』のラズロ・コヴァックス。映画作りをめぐる物語を幻想的に描き出した本作は、ハリウッドの異端者デニス・ホッパーだからこその過激な芸術映画といえる。複雑なプロットや大胆な編集方法で当時のハリウッドを驚愕させたこの失われた傑作は、長い時を経て、映画とは何か、芸術とは何か、という根源的な問いを私たちに投げかける。