・タイトル :13(サーティーン)-ハンセン病療養所からの言葉・著者/アーティスト名:石井 正則・発行:トランスビュー 2020/03/30 「指は曲がっていても 天をさすには少しの不自由も感じない」(志樹逸馬) ——隔離の中で生まれた詩(ことば)と失われゆく記憶を残すために 明治以降、約90年続いた隔離の歴史。 全国に13ある国立ハンセン病療養所には、その記憶を色濃く残した「風景」と その中でしか生まれえなかった「言葉」がある。 8×10や35mmのフィルムカメラを携え、3年を掛けて全国の療養所を訪れた石井正則は そこで感じた「空気」を写真に収めてきた。 カラーフィルムで撮影した約100点の写真に、入所者の方々の力強い詩 23篇を掲載。 木村哲也氏(国立ハンセン病資料館学芸員)による、ハンセン病政策と療養所の歴史についての解説も収録する。