中公新書 1936
著者堂目卓生(著)出版社中央公論新社発売日2008年03月ISBN9784121019363ページ数297Pキーワードあだむすみすどうとくかんじようろんとこくふろんの アダムスミスドウトクカンジヨウロントコクフロンノ どうめ たくお ドウメ タクオ9784121019363内容紹介政府による市場の規制を撤廃し、競争を促進することによって経済成長率を高め、豊かで強い国を作るべきだ—「経済学の祖」アダム・スミスの『国富論』は、このようなメッセージをもつと理解されてきた。しかし、スミスは無条件にそう考えたのだろうか。本書はスミスのもうひとつの著作『道徳感情論』に示された人間観と社会観を通して『国富論』を読み直し、社会の秩序と繁栄に関するひとつの思想体系として再構築する。
※本データはこの商品が発売された時点の情報です。目次序章 光と闇の時代/第1章 秩序を導く人間本性/第2章 繁栄を導く人間本性/第3章 国際秩序の可能性/第4章 『国富論』の概略/第5章 繁栄の一般原理(1)—分業/第6章 繁栄の一般原理(2)—資本蓄積/第7章 現実の歴史と重商主義の経済政策/第8章 今なすべきこと/終章 スミスの遺産