言視舎評伝選
著者鷲田小彌太(著)出版社言視舎発売日2016年04月ISBN9784865650518ページ数310Pキーワードやまもとしちへいげんししやひようでんせん ヤマモトシチヘイゲンシシヤヒヨウデンセン わしだ こやた ワシダ コヤタ9784865650518内容紹介ベンダサンと山本七平は、別人である!日本の「常識」に衝撃を与えたベストセラー『日本人とユダヤ人』の作者と、戦中の「異常体験」にもとづく日本陸軍四部作をものし、戦後論壇に独自の地位を築いた作者は、なぜ峻別されなければならないのか。外来思想崇拝の構造を明らかにし、「日本教」や「空気」といった鍵概念を提示していまなお「日本と日本人」を問い続ける「山本日本学」の深層に迫る。「異能の人」の生涯を追いつつ、体験・信仰・表現の思想的関係を見定める本格評伝。
※本データはこの商品が発売された時点の情報です。目次1 「前史」—異例の日本人(歴史のなかの山本七平/山本七平の戦後/はじめに『日本人とユダヤ人』があった)/2 作家の自立—「日本軍」とは何であったか?/3 戦後思想の異例(異例の日本人/「賢者」と呼ぶにふさわしい人/「常識」の人/ジャパン・アズ・ナンバー1の思想)/4 山本七平の歴史論—革命の歴史哲学(『日本的革命の哲学』(一九八二)—『御成敗式目』/『現人神の創作者たち』(一九八三)—勤王思想の由来/『日本人とは何か。』(一九八九)—自前の歴史/『昭和天皇の研究』(一九八九)/「歴史としての聖書」)