データ同化流体科学流動現象のデジタルツイン／大林茂／三坂孝志／加藤博司

クロスセクショナル統計シリーズ 10

著者大林茂(著) 三坂孝志(著) 加藤博司(著)出版社共立出版発売日2021年01月ISBN9784320111264ページ数254Pキーワードでーたどうかりゆうたいかがくりゆうどうげんしようのデータドウカリユウタイカガクリユウドウゲンシヨウノおおばやししげるみさかたオオバヤシシゲルミサカタ9784320111264内容紹介本書は流体工学の知識を有する理工系学生・技術者を主な対象とし，計測データに基づいて計算機援用工学(CAE)シミュレーションの精度を向上させるデータ同化の基礎から実装，そして，応用までをバランス良く学ぶための教科書である。データ同化理論および数値流体力学に関して簡潔に説明したあとで，データ同化アルゴリズムを数値流体力学コードにおいて実装する際の詳細を説明するようにした。特にアンサンブルカルマンフィルタにおけるアンサンブルの推定結果への影響や4次元変分法におけるアジョイントコードの具体的な構築方法など，通常，専門書や論文には十分に記述されないノウハウ的な内容も可能な限り解説した。本書で使用したデータ同化コードはWebサイトから自由に入手できるので，本書の内容と合わせて利用いただくことでデータ同化に対する理解がさらに深まると考えられる。機械学習・深層学習の応用分野の広がりによってベイズ推定の有用性が改めて認識されている中で，数値シミュレーションと計測データを使ってベイズ推定を実現するデータ同化は，数値シミュレーションや実験計測に取り組む研究者・技術者にとって問題解決のための新たなアプローチとなりうると期待される。
※本データはこの商品が発売された時点の情報です。目次第1部基礎編（流体工学とデータ同化/データ同化理論の導入/数値流体力学の導入/流体現象の逐次型データ同化/流体現象の変分型データ同化/データ同化の高速化）/第2部応用編（計測システムの改善/乱流モデルの高度化/航空気象への応用）/付録データ同化のプログラム

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