スーツアクターの矜恃/鈴木美潮

 


スーツアクターの矜恃/鈴木美潮

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1,980 円 (税抜き)

著者鈴木美潮(著)出版社集英社インターナショナル発売日2023年09月ISBN9784797674361ページ数318Pキーワードすーつあくたーのきようじ スーツアクターノキヨウジ すずき みしお スズキ ミシオ9784797674361内容紹介わずかな視界しか確保できない面をつけ、危険なアクションをこなし、感情まで表現する。そんな特撮の真の主役、スーツアクターの世界を知れば、作品の見方が一変する。歴史と秘話、海外との比較、待遇問題など、全方位から考察を展開するスーツアクター論。総勢50人以上への長期取材と膨大な資料に基づく分析にとどまらず、『月光仮面』の大瀬康一、『ウルトラマン』の古谷敏、『仮面ライダー』の藤岡弘、をはじめ、新旧人気スーツアクターや関係者18人へのインタビューを掲載。「神回」を紹介するコラムも見どころ。

目次より抜粋

第一部 スーツアクターが注目される時代第1章 もはや「中の人」ではない「ざわつき」の震源はスーツアクター/その役に代理はいない第2章 ハリウッドでさえ再現不可能「カッコよさ」に国境はない/日本のヒーローがハリウッドに影響を及ぼすインタビュー大瀬康一/古谷敏/藤岡弘、第二部 スーツアクターの確立第3章 着ぐるみアクションの源流ゴジラから受け継ぐ着ぐるみの演技/初めての巨大ヒーローを演じる第4章 ヒーローの様式を築く大野剣友会危険ゆえ惹きつけるアクション/「できません」が許されない現場第5章 主役の集団化とJACの台頭キャラクターを演じるために生まれてきた男/エスカレートを続けるアクション第6章 完成へ向かう特撮アクション熱演が波及する/人間離れした身体性はどこからインタビュー中屋敷哲也/岡田勝/岡元次郎/富永研司/高岩成二/浅井宏輔/縄田雄哉第三部 スーツアクターを論じる第7章 余人をもって代え難い特殊技能表情のない面で感情を表現する/女性より女性らしい「女形」の極意第8章 アクションを創る人アクション監督・山岡淳二の功績/カメラマン・いのくままさおの技巧第9章 演者たちの意識影の立役者「兵隊」たち/正当に評価されるべき「国宝級」技能第10章 本当の主役は誰か然るべき「扱い」を/世界に誇る、もう一つの文化インタビュー坂本浩一/金田治/春田純一/喜多川2tom/蜂須賀祐一/福沢博文/和田三四郎/新堀和男

著者略歴

鈴木美潮(すずき・みしお) 読売新聞東京本社教育ネットワーク事務局専門委員。1964年生まれ。法政大学を経てボストン大学卒。88年、ノースウエスタン大学大学院にて修士号(政治学)取得。89年、読売新聞社入社。政治部、文化部などを経て現職。日本テレビ「イブニングプレスdonna」などに出演。特撮関係者を招くイベント「340 Presents」を2003年から主催。著書に『ヒーローたちの戦いは報われたか』(集英社クリエイティブ 2015年、文庫版2019年)など。
※本データはこの商品が発売された時点の情報です。目次第1部 スーツアクターが注目される時代(もはや「中の人」ではない/ハリウッドでさえ再現不可能)/第2部 スーツアクターの確立(着ぐるみアクションの源流/ヒーローの様式を築く大野剣友会/主役の集団化とJACの台頭/完成へ向かう特撮アクション)/第3部 スーツアクターを論じる(余人をもって代え難い特殊技能/アクションを創る人/演者たちの意識/本当の主役は誰か)

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