著者植西聰(著)出版社WAVE出版発売日2024年08月ISBN9784866214924ページ数238Pキーワードこんなじだいにあなたがであうべきてつがくしや コンナジダイニアナタガデアウベキテツガクシヤ うえにし あきら ウエニシ アキラ9784866214924内容紹介・愚者の最も愚かな証拠は、自説に固執して興奮することである・批判を避けたいのであれば、何もせず、何も言わず、何者にもなるべきではない・怒りの感情を抑えるには、他人が怒っている時、静かにそれを観察することである・我々は、他人はみんな実際以上に、自分よりも幸福だと思い込んでいる・神は人間に一つの舌と二つの耳を付与した。しゃべるよりも二倍多く聞くためだ・我々の苦悩の中で最も歓迎できないのは、自分の存在を軽視することだこれらはすべて、哲学者たちが残している言葉です。ドキリとしませんでしたか? 誰しも何かしら頭に思い浮かぶシーンがあったのではないでしょうか。 こうして哲学者たちの言葉に触れると、どれだけ時代が変わっても、人々が悩む事柄は変わらないのだと思い知らされます。今という時代は未来に期待感を持てないだけでなく、絶望し、悲観することすらも無駄なことに思えてしまうような、「無感覚」な社会。そんな社会でどれだけ多くの人が、目に見えない不安を抱えたまま夜を過ごしているでしょうか。本書は、人々を勇気づけるメッセージを発信し続けている著述家が、今の私たちと何ら変わらない悩みに向き合い、考えに考え抜いてきた哲学者の言葉から示唆に富むものを100選び、日常になぞらえて解説します。夢なんて叶わない、努力なんて報われない、未来なんてない。そんなあなたのつぶやきを、同じように悩みもがいてきた先人たちの言葉は否定します。こんな時代だからこそ「思考停止」に陥らず、その呪いを解く哲学の教えを信じてみませんか?
※本データはこの商品が発売された時点の情報です。目次第1章 夢や希望を死守する—他者の期待や要求に左右されず「自分軸」で行動するために/第2章 夜が明ければすべては新しい—私たちには生まれ変わるきっかけが案外いつでもある/第3章 直さず、引き受ける—事実も人も変わらないとゆっくりでも認め肯定する/第4章 弱い、という前提で—生まれ持った強さがあるとしたらそれは「弱い」こと/第5章 比べるほどの違いはない—もし違いがあるとするならそれに目がいくかいかないか/第6章 それで残るのは独りです—独りでは生きられないということをもう一度認めるところから/第7章 困難な退屈の幸福学—つまり多くの痛々しい経験や苦々しい経験が最も尊い/第8章 割り切れていなくても、磨く—慣れ、迷い、あきらめに無神経なまま時間の短さに絶望する前に