ジュブレ・シャンベルタンの顔と呼ばれる偉大なドメーヌ つくりだすワインの質が高いことに加えて、所有する特級、1級畑の面積の広さも特筆に値します。 ドメーヌの総面積14ヘクタール弱のうち、半分以上の8ヘクタールをシャンベルタン(2.2ヘクタール)クロ・ド・ベーズ(1.4ヘクタール)等の特級畑が占め、他に1級畑が3.5ヘクタール、村名畑は、2ヘクタール強にすぎません。 更にこれらの畑に植えられているぶどうの樹齢の高さも特徴のひとつです。大半の畑の植えつけは第2次世界大戦以前、1級畑のクロ・サン=ジャックに至っては1924年と’54年の古さです。ドメーヌ全体の平均樹齢は45年以上になります。樹齢が高いうえに、ヘクタール当たり25〜35ヘクトリットルという低収量で収穫されるぶどうは伝統的な手法でワインに仕立て上げられます。 そして新樽の比率は基本的にシャンベルタン、クロ・ド・ベーズ及び1級のクロ・サン=ジャックが100パーセント、その他の特級は80パーセント前後。出来上がるワインは滑らかで品があり、各要素のバランスのいい完成度の高いもので、このドメーヌの名声の高さを如実に物語っています。