バローロエリア内のネッビオーロ おすすめ
手頃な価格でバローロの味わいを楽しめたら… その思いを、このワインに込めました すべてバローロのエリア内で栽培されるネッビオーロで造られています。バローロの法定熟成期間は38カ月なので、あと8カ月熟成させればバローロを名乗ることができます。しかし、ロベルト サロットは「もっと手ごろな価格でバローロを楽しんでもらえれば、、」と考え、熟成期間を短くすることで、価格を抑えることに成功しました。サロット家の特別なハウスワインです。 ペツォーレの畑は、バローロ村とノヴェッロ村の境界線上に位置しています。南、南東向きの丘に広がるこの畑は、葡萄の栽培に最適な条件の下にあります。収穫は、9月末もしくは10月の初旬に行われます。収穫した葡萄は、アルコール発酵前に低温マセラシオンを行います。その後、約10日間、29度以下に温度コントロールしながら発酵を行います。熟成期間は24か月、全体の50%は7000Lのスラヴォニア産オーク樽で、残りの50%は255Lのアメリカンオーク樽で熟成させます。樽は一部が新樽、残りは1年、2年樽を使用しています。その後再びステンレスタンクで6ヶ月間熟成させます。ボトリングしてから最低でも2か月間、瓶熟成させます。しっかりとした骨格のあるワインですが、繊細な風味が広がります。口当たりは濃厚でありながら、スムーズで非常に調和がとれています。 誰よりも早くバローロにアパッシメントの考えを持ち込んだ革新的人物 「大規模なワイナリーでの経験が今に生きる」 ロベルトはワインスクールを卒業してから父を手伝ってきましたが、その後年間生産量6,500万本というピエモンテの大規模な醸造所の醸造長として手腕を発揮。同時にガヴィにある生産者組合のジェネラル マネージャーとしても活躍しました。現在はそれらを辞し、自身の畑を所有、質の高いワイン造りを行なっています。さらに6名の親しいメンバーと共同経営する醸造所のワインメーカーを務めています。またワインに含まれている200種類ほどある化学成分の専門家でもあります。 「良いワインは畑で生まれ、セラーで育つ」 ロベルトが最優先で注意を払うのは畑です。自然の生態系を守りながら、化学的なものは減らしていくことで、いつかゼロにしたいと考えています。契約農家にも同様の指示をしています。収穫は2004年から、ほぼ同じ人に頼んでいます。ガヴィ、バローロ、自宅のあるネヴィーリエの3ヶ所にセラーがあります。温度コントロール装置付き発酵タンク、甘口ワイン貯蔵用の温度調節付きタンク、ニューマティックプレス、バキュームフィルター、連続式フィルター、マイクロフィルトレーション装置を備えた2,000本/時間の瓶詰めが可能なボトリングラインなどがあります。 「良いガヴィを高くない値段で」 特徴は長い発酵にあり、3〜4ヶ月もかけます。その間、死んだ酵母が沈んでいて、ワインにミネラルを与えます。また、長い低温発酵のため、自然のCO2がワインに溶け込み、長くフレッシュさを保つことが出来ます。 「バローロとバルバレスコはひとつの土地」 ロベルトは、クリュによる違いと考えています。どちらもネッビオーロにとって最適な土地だからです。