AT-DIRTYよりWORKERS SHORTSがリリース。 NO name!は2011年の創業と共にブランドを立ち上げ、 第一号として製作したのがワークパンツでした。 10ozのヒッコリーとデニムに泥染をかけ、 ワークならではの頑丈な補強と 野暮ったいスタイルを崩さないよう 1950年代のワークパンツを モディファイし生産しました。 遅れて1年後よりワークジャケットを製作し "ATD Workers シリーズ"として約10年間、 基本ベースはそのままに毎年微妙なディテール変更や 生地のオンスの変更などを繰り返しながらも ATDの定番として沢山の方に愛用されてきました。 言わば継ぎ足しの秘伝のタレのように ファーストベースから改良を繰り返してきました。 そして今回10年ぶりの新作となる “ATD Workers"シリーズは 生地、パターン、縫製、染色、ディテール、 時代背景、様々なモノを一から見直し、 新たな理想の"Work Style"を製作致しました。 実は10周年の機会に発売を狙っていた訳ではなく、 2年前よりサンプルTESTを繰り返し 今のタイミングで納得のいく素晴らしいモノが 出来上がったのが事実です。 パンツもジャケット同様に1930年代頃の トラウザーズから、ワークパンツへの 過渡期のモデルをイメージし製作。 見た目は完全なオールドワークパンツですが 縫製やディテールはタフでありながらも、 ウエストオーバーオール時代の帯付け同様に 地縫い段差付けを採用。 元々は帯の表側と裏側の縫い重なりを 逃し見た目の綺麗さと履き心地を良く仕上げる トラウザーならではの手法なのですが 表と裏を2回に分けて縫製する為、 手間と時間のかかる手法は 大量生産と共に次第になくなりましたが 手間と時間をかけATDの新たな定番 ワークウェアとして素晴らしいモノを 製作する事が出来たと思います。 "Workers Jacket"同様、シングルニードルで 生産していた背景からのチェーンステッチ二重線の ワークパンツ仕様に切り変えた初期モデルを ATDの解釈と履き心地を加え完成致しました。 ライトオンスで夏でも 涼しいショートパンツになります。