バロッサヴァレーで生まれ育った生粋の男!
ティメウス 2012 ラガベラス Timaeusとはラテン語で、英語のHonourを意味しています。美徳や栄誉といった意味を表すこのワインはグルナッシュを本質に据えたブレンドで、バロッサが将来的に南ローヌやプロバンスのスタイルを目指すべきだと考えるアベルの意志を反映しています。 アベルのスタイルは英語でいう所のMinimal Handling。人の手を加えることを最小限に止める、要は補酸・補糖・清澄・濾過・酸化防止剤添加といった要素を極力排除する姿勢を貫いています。しかしアベルは「ナチュラルワインを造っているなんて自覚は一切無いんだ。ボトリングではSO2を35ppm程度は入れるし、あくまで土地の味が鮮明なワインといったところかな」と言っています。 結局のところアベル ギブソンはバロッサヴァレーで生まれ育った生粋の男で、国際的になりすぎた感のある周囲のワインに対して静かに彼なりのメッセージを込めている訳です。 バロッサヴァレーの雄ペンフォールズの栽培責任者兼ワインメーカーを務めた偉大なる父ロブ ギブソンの薫陶を受けたアベル ギブソンにとってワインに携わることは、その方向性はさておき、あくまで自然な流れでした。 アベルがそのキャリアをスタートしたのはロックフォード。ただ只管に手を掛けずワイン造りに時間と情熱を惜しみなく費やす姿勢は、ロックフォードのロバート オキャラガンによる影響が大きいと言います。スペイン各地で研鑽を積み、バロッサに戻り、スピニフェックスで働き始めた頃にはアベルのビジョンはすでに固まりつつありました。アベルは言います。「何億年も生きてきた地球にとって、バロッサで続いてきた160年余りのワイン造りの歴史なんてちっぽけなものだろうね。ワインにも色々なスタイルがあるけれども、この土地で生まれ育った僕にとって、実ったブドウの味わいを素直にワインへ表現する事こそが地球に対する尊敬と愛情のこれ以上ない表現なんだ」と。 ラガベラスとはラテン語で「ラギッドな美しさ」を意味しており、これは地球や自然環境に対するアベルの価値観から名づけられたものです。飾り気のない、朴訥でしみじみとしたスタイルこそがラガベラスが目指すスタイルなのです。 タイプ 赤ワイン ボディ ミディアムボディ 原産国 オーストラリア 味目安 辛口:
★★★★ 原産地 内容量 750ml アルコール度数 15度未満 生産者 ラガベラス ぶどう品種 グルナッシュ