【金賞受賞】
リュサック・サン・テミリオンのさらに北、18世紀から続くシャトー。近年オーナーが変わり品質が大きく向上しました。スパイス、ロースト香、凝縮した黒果実の風味が豊かです。
■Information
●生産国 フランス
●地域 ボルドー地方 /AOCボルドー・スペリュール
●ブドウ品種 メルロー 60% /カベルネ・フラン 30% / カベルネ・ソーヴィニヨン 10% / 平均樹齢:35年
●タイプ 赤・フルボディ・辛口
●醸造・熟成 醗酵:コールド・マセレーションの後コンクリートタンクにてアルコール醗酵、さらにフレンチオーク樽にてMLF / 熟成:フレンチオーク樽にて12カ月間熟成(225Lと500L、新樽比率35%)
●内容量 750ml
●オーガニック等の情報 リュット・レゾネ
●コンクール入賞歴 サクラ・アワード(SAKURA Japan Women's Wine Awards) 2016 金賞、ヴィナリ・アンテルナシオナル パリ 2014 金賞、ジルベール&ガイヤール 2014 金賞、リヨン・コンクール 2016 金賞
●ワイン専門誌評価 「ギド・アシェット 2015」 1星
★、ワイン・スペクテーター得点:、 ワイン・アドヴォケイト得点:
●保存方法 直射日光、振動を避けて、18℃以下の場所で保管してください。
●備考
*ご注文の前にご確認ください
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●商品画像のラベルに表示されたヴィンテージと商品名が異なる場合は商品名のヴィンテージとなります。また、ラベルデザインは予告なく変更になる場合がございます。
●ヴィンテージは、輸入元の諸事情によりヴィンテージが切り替わることがございます。商品名とは異なるヴィンテージになった場合、2,000円未満のワインにつきましては変更後のヴィンテージを発送致しますので予めご了承ください。2,000円以上のワインはヴィンテージ変更の連絡をいたします。 商品画像のボトルに記載されたヴィンテージとは異なる場合がございます。
●注文個数によりお届け日が変わることがあります。
●通常2〜3営業日で出荷致します。土日祝祭日、臨時休業を除きます。
●輸入元 モトックスChateau La Faviere / シャトー・ラ・ファヴィエール 「スペリュール・クラスで格付に匹敵するワインを!」音楽とワイン、そして自然を軸に紡ぎだす
新時代
ボルドー元グリュオー・ラローズ醸造長がコンサルタントをつとめる高品質なワインに注目!!! 200年以上の歴史あるシャトーに、新しい息吹を! 1750年代、とあるボルドーの名士がリュサック・サンテミリオンの北にあるサン=スラン=シュル=リスルという小さく美しい村に一軒のワイナリーを建設しました。それがのちのシャトー・ラ・ファヴィエールです。19世紀後半にはシャトーはソスタル家に買い取られ、家族経営シャトーとなりました。シャトーは改築され、畑は引き継がれました。2010年にシャトーを訪れたスタニスラス・ジンジェレンコとナタリアはその自然に囲まれた美しさにすっかり魅了され、その年の11月にシャトーを購入、オーナーとなりました。 音楽を愛するスタニスラスらにとって、ワイン造りというのはテロワールとの最も強い結びつきであり、そして魔法だと語ります。ワイン造り、ラベルデザイン、そしてシャトーで行われるイベントに至るまで、全ての情熱の源泉に音楽があると語ります。彼らは少しずつ畑の改善を行い、シャトーの改築を行ってきました。 スタニスラスとナタリアの情熱は、ワイン、音楽に留まらず、ラ・ファヴィエールの土地にも注がれます。「ワインと音楽は普遍の言語であり、素晴らしいひと時を私たちに与えてくれる」と言います。スタニスラスらがオーナーになってからシャトーとその敷地内は一般にも公開されています。 他のワイナリーとは一味違う新しい世界観を生み出しているラ・ファヴィエール、彼らの今後の動向からは、目が離せません。 自然との調和の中でおのずと形作られるワイン造り シャトー・ラ・ファヴィエールでは自然に優しいブドウ栽培に取り組んでいます。もともとサンクトペテルブルグの都会育ちだったスタニスラスにとって、自然を愛し、自然に囲まれた生活をすることがずっと夢でした。「自然と向き合い、そして農業を営んでいくことこそが私の務めだ」と語るスタニスラスにとって、自然と共生するラ・ファヴィエールのスタイルこそ、彼の求めたものだったに違いありません。 唯一無二のボルドー・スペリュール ワイナリーの、唯一にしてとてもシンプルな哲学があります。「銘醸と呼ばれるシャトーたちと同じ手法を用いることで、銘醸シャトーに匹敵する、そして他にはない唯一無二のボルドー・スペリュールを造ること」。ブドウの厳しい選別や、発酵における樽の扱い方などは、全てこの目的につながっていると言えます。 ワイン醸造のプロセスにおいて、一つの決まったやり方というのを設けていません。全てのタンク、全ての樽、あるいは全ての区画において、それぞれの特徴や品質に合わせて手法を変えています。 最高のワインを造るための発想 「アンテグラル・ワインメイキング」 スタニスラスらがオーナーになってから、ラ・ファヴィエールでのワイン造りは大きく変わりました。 それまでも畑の管理はよく行き届いていましたが、醸造に関してはとてもシンプルなものであり、オーク樽は一切使われていませんでした。彼らが醸造から携わるようになった2010ヴィンテージからは、トップキュヴェである「アンテグラル」とシャトー・ラ・ファヴィエールの一部では、「Integrale Winemaking」と名付けられた手法で発酵が行われています。 畑に樽を持ち出す。粒で収穫する。今までにない、最高レベルのこだわり アンテグラル・ワインメイキングの流れを以下に説明します。 まず500リットルのオーク樽を畑まで移動させ、粒単位で手摘みしたブドウをそのまま樽の中に入れます。これは他のワイナリーでは見たことのない、全く新しい発想の収穫方法です。成熟度の高い良いブドウのみを粒で収穫するため、改めて選果台に乗せたりすることもありません。発酵中は温度が上がらないようドライアイスで常に冷却され、またコンピュータにより完璧に温度管理を行います。この樽は回転させることができ、アルコール発酵中は1日に6回、回転させます。このため必要以上にルモンタージュをする必要がなく、ワインは極めてクリーンな状態で発酵を進めることができるのです(アロマと色調を最大限に引き出すため、必要に応じてルモンタージュを行います)。アルコール発酵の後、250リットルの樽でマロラクティック発酵を行います。 また、より品質を高めるため、セカンドワイン「ミュゼ」を新たに作るようになりました。そしてラベルをリニューアルし、より明確なブランディングが出来るようにしました。 サン・テミリオンと地続きの土壌 シャトー・ラ・ファヴィエールの敷地は、大きく分けて4つに分かれています。シャトー、セラー、最も重要な19ヘクタールのブドウ畑、そしてそれら全てを取り囲む、42ヘクタールの広大な森林です。畑にはメルローが60%、カベルネ・フランが30%、カベルネ・ソーヴィニヨンが10%植えられています。最近、少しだけマルベックを試験的に植えました。 土壌はサン・テミリオンの石灰質土壌から地続きとなっています。土壌の構成は主に粘土石灰質ですが、一部区画はシリカを含んだ砂利質土壌となっています。素晴らしく水はけがよく、またサン・テミリオンよりも高度が高いことが、品質向上に大きく寄与しています。 世界最優秀ソムリエ、アンドレアス・ラーソン氏のシャトー訪問 2013年春、2007年に世界最優秀ソムリエに選ばれたアンドレアス・ラーソン氏がシャトー・ラ・ファヴィエールに訪問し垂直試飲を行いました。88年から、最新の2011年までをテイスティングしています。この内容は、フランス国内では有名なプロ向けワイン情報誌「TASTED」の記事に掲載されています。 その中から2010年のテイスティングコメントを抜粋します。*
シャトー・ラ・ファヴィエール 2010
「色調の濃い、暗いルビー色。最初の香りにはオークのニュアンスがあり、爽やかなスパイス香に、柔らかなロースト香、そしてプラムや黒スグリ、砕いたベリーなどの黒果実系のアロマに溢れている。非常に鮮明な、力強い風味。味わいはジューシーな黒果実、黒スグリ、そして鮮やかとも言えるほどのフレッシュさで、魅力的な、今飲んでも美味しい一本。」*