ハイレゾ・サウンドを余裕を持って再生
ハイレゾ・サウンドを余裕を持って再生AMP-KUMAMOTOの進化版AMP-KUMAMOTOから発展した製品です。AMP-KUMAMOTOは価格を安くするために、入力バッファなどを省略されています。そのために、入力インピーダンスは低く1kΩとなっています。現代のCDプレーヤーやミュージックプレーヤーは出力インピーダンスは低いので、問題はないのですが、真空管の出力を持つものを接続するには、1kΩの入力インピーダンスは低すぎることがあります。その代わり、バッファが無い分スピードは速く1000万分の1秒しか遅れ時間はありません。しかし、入力インピーダンスが高い製品がほしいという要望もあり、AMP-KUMAMOTOの上位バージョンとしてSCA-7500Kを開発されました。サトリ回路の原点に立って作られたSCA-7500K本機はお買得という言葉が似合う内容。コストを削減して、AMP-KUMAMOTOに続く、お求め安い価格のアンプを作るはずが、 なんと5回に渡って回路図を作り直し、PCBを3回変えて製品化したにも関わらず、再度アップグレードされたPCBと交換するなど、さまざまな工夫や配慮が加わりました。入力段に高性能J-FETを投入し、OS-CONというハイエンドコンデンサを大量投入しています。 実際に部品数を計算すれば、上級機SCA-7511 MK3に迫るほど。 更にSCA-7500Kは14個のトランジスタが集積されたSATRI-IC-V9.3が採択され、より広い帯域と安定性、精度を確保した点が最大の特徴です。入力インピーダンスは100kΩを確保する事により、出力インピーダンスが高い真空管アンプとの互換性やスピーカーの駆動力の向上という面で非常に魅力的なモデルになっています。また、AMP-KUMAMOTOでは、バイアスの調整が済むまでは電源スイッチを入れてから、5,6分掛かっていましたが、SCA-7500Kではバイアスターボ回路を投入し、立ち上がり時間を10秒ほどにしています。RCA入力のみですので、SATRIリンクに囚われることなく、お手持ちのプリアンプ等でSATRI回路の圧倒的再生音を楽しむ事が出来る魅力的なモデルだと思います。他の同社パワーアンプと同じ様にボリューム調整付きですので、CDプレーヤーなど音楽プレーヤーを直接繋いで、プリアンプ無しでプリメインとして気軽にこれ一台で楽しめるのは大きな利点です。本格的なヘッドフォン出力も付いているので深夜にも気兼ねなく音楽が楽しめるのは良いですね。 関連商品はこちら