バローロ "ブリック・デル・フィアスク"(パオロ・スカヴィーノ)Barolo "Bric Del Fiasc" (Paolo Scavino)

パーカーポイント94点


 バローロ "ブリック・デル・フィアスク"(パオロ・スカヴィーノ)Barolo "Bric Del Fiasc" (Paolo Scavino)

ワインショップ フィッチ

14,300 円 (税抜き)

容量:750mlケリン・オキーフ(イタリアワイン専門家)100点「The compelling 2019 Barolo Bric del Fiasc from Paolo Scavino is drop-dead gorgeous. Opening with heady scents of Alpine herb, iris, dark spice and perfumed berry, it showcases the magnificent site, the fantastic vintage and the generational experience of the Scavino family. Stunningly delicious and radiant, it delivers ripe red cherry, raspberry compote, blood orange and licorice set against firm, fine-grained tannins and vibrant acidity. Notes of tobacco and almond linger on the finish. 」 ジェブ・ダナック98点「The 2019 Barolo Bric del Fiasc is the hallmark wine of the estate, and it shows. Taking on more concentration, it is pure and generous with kirsch, star anise, nutmeg, and menthol and moves impressively to the palate with ease and nobility. It offers fantastic depth while remaining true to the vintage and propels forward through an arch of acidity, while having grounded notes of Earl Grey tea, black cherry, and crushed stones as well as ripe tannins. 」 ジェームス・サックリン97点 「Aromas of strawberry, orange, white rose, and sandalwood follow through to a full body with very fine tannins that have a velvety texture that is focused and refined. Vivid acidity. Juicy and flavorful. Lovely depth and intensity.」 THE WINE ADVOCATE 94 With the gold label, the Paolo Scavino 2019 Barolo Bric dël Fiasc is also a bit closed on first nose. I came back to this wine (and all the others in this flight) 24 hours later to monitor the progression of the bouquet. At this young stage, you get basic primary fruit with some light spice. The tannins are a bit more etched and prominent in this wine. You feel chalky minerality on the close. Production is 12,000 bottles.現当主であるエンリコ・スカヴィーノ氏の祖父、ロレンツォ・スカヴィーノ氏によって1921年にカスティリオーネ・ファレット村に設立されたバローロの名門、パオロ・スカヴィーノ。1951年、エンリコ氏は僅か10歳の時からワイン造りに参画し、徐々にワインメーカーとして成功し始めました。現在は娘のエリザ氏とともに、ワイナリーを運営しています。 「ただ美味しいと感じる素晴らしいバローロを造りたい」という思いから、バローロに新時代をもたらした革新的な技術を導入し、たゆみない努力、改良を重ねてきたパオロ・スカヴィーノ。造られるワインは若いうちから楽しめる純粋な果実味を残したスタイル。ワイン・アドヴォケイトやワイン・スペクテーターにおいて常に高評価を獲得しています。 またガンベロ・ロッソの常連で、ワイン・エンスージアストの「2014年セラー・セレクションズ トップ100」においては2010年のバローロ・ブリック・デル・フィアスクが見事第1位に選出されるなど、数々のワイン評価誌や評論家から称賛され、多くの賞を受賞しているのです。 日本でもワイン雑誌などで何度も取り上げられ、ワイナート8号では「10年以上経っても果実の鮮度感が落ちないところからも、そのパワーが表面的なものではないことが分かる。現代のバローロの頂点に立つワインであり、造り手である」と高く評価されています。 エリザ氏は「ワイン造りの理想は生産者の個性を表現することではなく、各クリュのテロワールにワインという形を与えること」だと語り、伝統的な方法も取り入れながら、ひたむきにワイン造りに向き合っています。日々クオリティの向上に余念がない生産者なのです。 現在パオロ・スカヴィーノはバローロ地域に30haの畑を所有しています。ワイナリーが位置するカスティリオーネ・ファレット村だけではなく、バローロ村、ラ・モッラ村、セッラルンガ・ダルバ村などにも優れた畑を所有しており、テロワールの個性を反映した多くのバローロを手掛けていることが大きな特徴。創業当時から所有するブリック・デル・フィアスクや、1990年に新たに所有したロッケ・デッラヌンチァータを始め、そのどれもが昔から偉大なクリュとして有名な畑ばかりです。 栽培においては最小限の介入に留め、ワインにテロワールの純粋な表現が反映されることを目的としています。エンリコ氏は、「ワインに素晴らしい骨格を与えるにはタンニンが重要。良質なタンニンを得るためには栽培とブドウの品質が何よりも大切である。」という考えを持っており、時間ができれば畑に出向き、ブドウ樹の状態を厳しく確認しているのです。 美しく整えられた畑では、土着品種であるドルチェット、バルベラ、そして繊細な品種であるネッビオーロと真摯に向き合い、品種の個性を追求。それぞれの畑の個性を最大限に引き出すため、テロワールの特徴に合わせた、自然なブドウ栽培を実施しています。 パオロ・スカヴィーノを語るうえで重要となるのが、革新的な醸造技術を導入し早く飲めるバローロを造り上げたこと。この出来事により、バローロの新時代を築き上げた立役者の一人としてその名を轟かせました。1970年代、世界的な市場はよりフルーティーでソフトなタンニンの若いうちから楽しめるワインが主流。そのため、タンニンが強く飲み頃を迎えるまで10年以上もかかる伝統的なバローロは、その流行に外れるスタイルのものでした。 当時のバローロの醸造は、2ヵ月に及ぶ長いマセラシオン(醸し)を行い、タンニンを和らげるために大樽で3年以上もの長期熟成を実施することが一般的。よりよいバローロを求めていたエンリコ氏は、ブドウ本来の純粋な果実味を繊細に抽出するために、他の生産者に先駆けてロータリーファーメンター(回転式発酵槽)を一早く導入しました。これにより、ブドウの種に多く含まれるタンニンやえぐみを必要以上に抽出することなく、凝縮した果実味となめらかなタンニンを持つ新たなワインが誕生したのです。 同時にバリック(小樽)を使用することで熟成期間を約1年に短縮。これらの革新的手法により、若いうちから楽しめ、しかも長期熟成も可能な新しいバローロを生み出すことに成功しました。この革新的なワインが世界的に称賛を浴びたことで、イタリアのワイン生産者達が次々にロータリーファーメンターを導入。パオロ・スカヴィーノは「ロータリーファーメンターの伝道師」として大きな影響を与えただけでなく、バローロに新時代をもたらした存在といえるのです。 2017年からは伝統的なティーナ(木製発酵槽)を採用。また、他のワイナリーでは珍しいボトリング前のステンレス熟成を実施するなど、現在も試行錯誤を続けています。

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