ル プティ テテュ ブラン 2019 / サルナン ベリュー
newitem202303_03サルナン-ベリューは、2007年に設立したネゴシアン兼ドメーヌ。金融会社に 勤めていたジャン・パスカル・サルナンとドメーヌのワイン造りのかたわら醸造学 校の先生もしていたジャン=マリー・ベリューの二人により設立されました。 ジャン・パスカル・サルナンは住まいがあるサン・ロマン村で2007年から厳選し た畑のブドウを買い、ワインの生産を開始。ジャン=マリー・ベリューは1999 年、ワイン造りの世界に転身しアルボワとサン・ロマンのワイナリーで腕を磨き、 5年後の2004年にピュリニー・モンラッシェ村近くにある0.25Haのブルゴーニュ・ ブランの区画を取得し、自身のドメーヌワインを初めて造りました。 そんな彼らのワイン造りへの情熱が周りのナチュラルワインの生産者達にも 伝わり、今では著名な生産者からもブドウを買うことに成功しています。 モンテリ村に構える醸造所は、ゲストハウスの地下にあるカーヴを二人で改 装し、開放樽のある場所や、澱を寝かせる涼しい地下セラーを蘇らせました。 品質へのこだわりはとても強く、ドメーヌを立ち上げた直後で経営が厳しくて も、収穫量を落として生産量より品質を追求してきました。べリュー自身の性 格をつけたと言う「プティ・テテュ」というフランス語で「小さな頑固者」という意味を持つワインもリリースしているほどです。 ドミニク・ドゥランやフレデリック・コサールからの教えをもとに、ブドウ栽培はビオディナミを実践、ミネラル感溢れるワインを造るため、いつでもブドウ畑に いて、活きた土壌を造り出す仕事をしています。ドメーヌ物として造っているアイテムは年にもよりますが、1もしくは2アイテムのブルゴーニュ・ブランのみ。 その区画はピュリニー・モンラッシェの下の区画で隣はルロワのブドウ畑です。収穫量を抑え、ゆっくりと樽発酵をおこない、丁寧なワイン造りをおこなっ ています。「澱引きは月が下がるときに、なるべく自然に」がモットーで亜硫酸塩も極力使いません。 彼らの情熱がしっかりとこもったワインは、果実の香りが拡がり、ピュアなエキス分もたっぷりです。各テロワールの特徴をしっかりと表現し、ナチュラル且 つ長期熟成に耐えうるポテンシャルがあります。 ピュリニーモンラッシェ村南に隣接するコルポー村の区画レ・ リューのシャルドネを9月上旬に収穫しプレス、とても気温が低い 年だったため長めに発酵・熟成、古樽で4 ~ 6週間発酵し17 ヶ月熟 成しました。ライトグリーンイエロー色、少しのムスクにフジリンゴ や秋の果実の香り、しっかりとした酸に少し樽のニュアンス、ミネラ ル感にエキスの濃さとしっかりとした余韻がアフターに響きます。 生産者:サルナン ベリュー 生産地:フランス/ブルゴーニュ 品種:シャルドネ タイプ:白 容量:750ml