Crement d’Alsace 2021 / Florian Beck-Hartweg
newitem202411_041992年よりビオに転換し始め、2008年に認証を取得。当主フロリアンさんは16代目。伴侶マチルドとともにいろいろな自然農法を勉強し、インドのヴァンダナ・シバを訪問したり、日本の自然農の農家に住み込みで研修したりと非常に熱心な自然主義者である。年間生産量は7haから約25,000本。基本的に施肥をせず、新梢を切らない栽培方法で、土地のポテンシャルだけで自然なブドウを作る手法。銅や硫黄は極少量使用。 土壌はアルザスではそれほど多くないグラニット(花崗岩)土壌でそのミネラル感を大切にしている。雑草は刈らずに押し倒し、成長を止めるが、根は死んでいないので、保水力があり、夏の暑さから守る役にする。雨が降るとまた起きてくる。やがて枯れ、土に戻ってゆくが、他から何もいれず、ビオディベルシテを壊さずに、ここの風土だけで個性を出していきたいと語ってくれた。土地のバランスを大切にし、グランクリュなどの丘の斜面の痩せた土地からは収量は少ないが取れる分だけ、平地の豊かな土地からはある程度の収量をあえて取る。そこで無理に収量を落とすと、バランスがよくないブドウになってしまうという。 基本的には収穫後すぐプレスし、ステンレスタンクで一晩デブルバージュ、その後100年以上使用している大樽(フードル)に入れて発酵を進める。部分的にマセラシオンも行う。天然酵母のみで発酵が自然に終わるのを待つので、遅い年は夏までかかるときもある。亜硫酸は甘口以外はSO2無添加。土壌の同じものは混醸し、品種の特徴を超えた土壌のキャラクターを出していきたいと語ってくれた。 樹齢15~30年 80%ステンレス、20%は450Lの樽で発酵。瓶内熟成2年数ヶ月 ドザージュ2~4g/L SO2は10~15mg/L添加。 (インポーター資料参照) 生産者:マチルド・エ・フロリアン・ベック・ハートウェグ 生産地:フランス/アルザス 品種:オーセロワ 50%、ピノブラン 40% リースリング、シャルドネ 10% タイプ:白泡 容量:750ml