教育用ハープのような配列 樹脂本体 オクターブチューン HARP
日本のハーモニカ背景の中で、学校教育に使用されるハーモニカは時期によって変化がありました。高齢者に人気の複音ハーモニカの配列はドレミファソラシドと単純に並んでおりません。しかし、昭和、平成生まれの比較的若い世代の方が使用してきた教育用ハーモニカは『ドレミファソラシド』が、『吹/吸/吹/吸/吹/吸/吸/吹』と『ラ』と『シ』で『吸/吸』と並んでいたと思います。 こちらの複音ハーモニカは、その若い世代の慣れ親しんだハーモニカの配列のオクターブハーモニカで、穴の数も16穴と少なめです。通常のいわゆる複音は21穴からが主流となりますので、トンボ楽器の複音ラインナップならではのハープではないでしょうか。 青い樹脂ボディも人気で耐久性にも優れています。初心者の方にもわかりやすく、またコンパクトな片手サイズで気軽に演奏いただけます。 このサイズの16穴ハーモニカはトンボで2種類ありますが、トレモロとオクターブの違いで、音の鳴りが異なります。トレモロは同時に鳴る2音の音をかすかにずらしているのに対し、オクターブは言葉の通り、同時になる2音をオクターブ異なる音にしています。トレモロのNo.2116と、音の配列は同じです。 厚みのあるオルガントーンが魅力のオクターブハーモニカ。シングルハーモニカをご検討の方にもおすすめです。 トンボ楽器製作所 トンボ TOMBO オクターブ16穴 No.8516 複音ハーモニカ 仕様
■Octave Tuned Harmonica 8516
■16穴
■本体:樹脂本体
■カラー:青 (ブルーのみ)
■スタンダードなC調
■サイズ:W132 x H29 x D21mm
■重量:91g
※細かい仕様が画像と異なる場合がございます。 通常の複音ハーモニカについて。 ハーモニカには色々な種類がありますが、上下2つの穴から同じ音の出る複音ハーモニカ(トレモロハーモニカ)が日本では一番一般的に使われています。ひとつの音に対してふたつの音が鳴っていることになりますが厳密にいえばそのふたつの音は微妙に違うのです。その微妙な音の違いが心地よい音色をつくっているのですね。また音の配列はピアノの鍵盤のようにド、レ、ミ....と順番には並んでいません。それは一番合理的に演奏できる配列として考えられており、その結果、表現能力が高められソロ演奏まで出来る楽器として成り立つのです。穴の数は21穴、22穴が主流です。穴が多い物は30穴くらいまであり、お値段も高く音域も広くなりますのでそちらの方が良いように思いますが、音域の広い分それだけ演奏も困難になります。消耗する部分もございますし上達すれば2本、3本と欲しくなるものです。まずは欲張らず21、22穴から始めてみて下さいね。ちなみに幼稚園や小学校で演奏したハーモニカも複音ハーモニカの仲間で合奏に適したシングルハーモニカと言います。こちらは穴は1列になっておりひとつの音にひとつの音がなります。このようにハーモニカは小さいお子様からご年配の方まで広く愛用頂いております。複音ハーモニカは童謡や歌謡曲などを演奏される場合が多く、老人ホームや同好会などでも多く利用されております。楽譜は数字で書かれており音符が読めなくても感覚で演奏される方が多いのでお気軽に始めて頂けます。調子(キー) は沢山種類があり、メジャー(長調)とマイナー(短調)合わせて24本のハーモニカがありますが、マイナーなどはあまり使用されませんし、必要によって揃えていくものですのでご安心下さい。まずは1本から。演奏されたい曲に合わせてお選び頂くのですが、なんとなく始めてみたい方、何がなんだかさっぱり分からない方、プレゼントにちょっと...という方々にはC調がおすすめです。日本の童謡にはC調の曲が多いですし、教室、教本などでも、最初に使用するのが多いのはC調です。教本があれば一人ででもぼちぼちと練習できるのではないでしょうか。以上のような事は複音ハーモニカの教本で紹介されています。お近くの本屋さんでも教本は手に入るかもしれません。今はインターネットで少し調べれば出てくる情報もありますので、分からないことがあれば調べて見て下さいね。その他、ご不明な点やご要望などがございましたらお気軽にメールでお問い合わせ下さい。 お手入れについて ハーモニカは簡単なお手入れ次第で長持ちしますので演奏した後にはお手入れをして末永くご愛用して下さいね。もちろん使用していないときも楽器にゴミなどが入らないようにしっかりとケースに保管して下さい。また食事の後などの演奏はリードに異物がつまってしまうこともあるかもしれません。ハミガキ後の演奏をおすすめします。演奏後は手の平にタオルやクロスなどを起き、ハーモニカの吹き口を手のひらに軽く打ち付け、中の水分を取り除いて下さい。本体は乾いたクロスで拭き、十分に乾燥してからケースに収めましょう。演奏前には少しの時間、楽器を手のひらで暖めることでリードのダメージが少なくなりますのでこちらもおすすめ。さて、どんなに大事に扱って頂いてもリードなどは消耗してしまいます。各種パーツはメーカーで販売がありお取り寄せができるものもありますが細かいパーツになりますので個人のパーツ交換は知識のある方にお願いをしております。また修理としてお預かりすることが可能ですのでそちらもお気軽にメールでご相談下さい。