Eサックス 消音 ミュート T.Sax用
▼サックスのミュートがほとんど存在しない理由 わかりやすく言うとトランペットなどの金管楽器はマウスピースで振動させた音が管体を伝ってベルから出るという仕組みで根本的な流れとしてはサックスとそう変わりはありません。 ですが、マウスピースのみで音を出すとわかるとおりサックスなどのリード楽器はマウスピースだけでもかなりの音量が出る楽器です。 また金管楽器は基本的には音孔というものがありませんが、サックスなどの木管楽器は運指も多く音孔(トーンホール)が空いています。 ですので、金管楽器のようにベルに詰め物をする原始的な方法で効果的に弱音することができません。▼e-Sax(イーサックス)は楽器の音量を小さくします! お使いのサックスをe-Saxの内部に収納し消音する世界で一番小さな防音室。 人によって出す音量が違いますので、大きな音で演奏する方は大きめにはなりますが、一般的な音量であれば音量が普段の会話程度(-25dB程度)にまで小さくすることができます。デシベルと音量の目安 dB 身近な例 生音 e-Sax使用時 100dB 電車のガード下 ff、f 90dB 犬の鳴き声 mf、mp 80dB 地下鉄の車内 p、pp ff、f 70dB 騒々しい街頭 mf、mp 60dB 普通の会話 p、pp 50dB 静かな事務所 40dB 図書館 〜準備〜 ・演奏できる状態に組み立てたサックス本体を用意します。ストラップは外しておきましょう。リードを保護するためにマウスピースキャップをつけて作業することをおすすめします。 ・単4乾電池(別売 アルカリ電池推奨) 2本を用意します。 ・e-Saxの電子モジュールのスイッチをONにします。 ・サックスのネック止めねじを少し緩め、e-Sax内へ設置します。このとき楽器がしっかり乗っていること、オクターブキイがフチゴムや吸音フェルトに接触していないことを確認してください。 ・ネック位置を確認し、ネック止めねじを締めます。 ・e-Saxを閉じパッチン錠で固定します。 ・e-Saxにネックストラップを装着し、e-Saxを普段の演奏時のように構え準備完了です。初めて使用される際はセッティングは必要です。詳しくは画像をご確認下さい。 ▼ヘッドフォンを装着し演奏の音を聴くことができます! ヘッドフォン端子がありますので、付属のヘッドフォンはもちろんお手持ちのイヤフォンなどもよくある3.5mmのステレオミニジャックのものであればご使用いただけます。 デジタルエコー(残響音)などの機能もあり、快適な演奏を楽しむことができます。ヘッドフォン以外はコードレスなので演奏時にコードが邪魔になる心配もありません。▼各種オーディオ機器と接続しCDなどの音源と一緒に演奏することができます! AUX-IN端子に付属の接続ケーブルでお手持ちの音源機器(MP3プレーヤーやCDプレーヤーなど)を接続すると音源と一緒にサックスの演奏を楽しむことができます。電子メトロノームなども良いかもしれませんね。 e-SaxのAUX-INジャック、接続ケーブル、共に3.5mmのミニプラグですので、もしお手持ちの接続機器が標準サイズのジャックであれば変換プラグなどがご必要となります。変換プラグは付属しておりませんので別途お買い求めください。▼演奏の録音に役立てたりなどもできる! LINE OUT(LINE出力端子)がありますので、そちらをお手持ちの録音機材に接続して録音を楽しんだり、電子楽器のような活用方法もできます。 e-SaxのLINE OUTジャック、接続ケーブル、共に3.5mmのミニプラグですので、もし接続先の機器が標準サイズのジャックであれば変換プラグなどがご必要となります。変換プラグは付属しておりませんので別途お買い求めください。▼大切な楽器に優しい安心設計 特殊スポンジとエラストマーを採用。e-Saxの内部は、3箇所で楽器を保持します。 ネックを支える「ネック支持台」と、U字管を保持する「ボトムパッド」、そして、楽器とe-Saxの緩衝材である「ボトムスペーサー」です。 新形状となったネック支持台とボトムパッドは、楽器をより安全に保持し、安定した演奏を実現しました。また、ネック支持台の特殊ゴムスポンジは衝撃を優しく吸収し、ボトムパッドとボトムスペーサーは楽器や塗装に悪影響を与えないエラストマーという材質を採用しました。大切な楽器を傷つけることなく、安心してe-Saxをご使用頂けます。 また、手を入れる部分にある「ハンドパッキン」には、柔軟な新素材を採用し、両手の自由度を考えられています。 内部の繊維は吸湿性にとても優れた繊維で、その高い吸湿性は、ウールの3倍、コットンの5倍以上であり、既存繊維の中では最高の値を示します。また、抗菌性や防カビ性にも優れています。 ▼部品の供給について 部品が消耗/紛失してしまった際は別途お買い求めいただけます。ただし時期によって状況は変わりますので必ずしもすべてのパーツの供給が可能ということではございませんのでご注意ください。 (例:ネック支持台、吸音フェルト、ボトムパッド、トップパッキン、ハンドパッキン、ボトムスペーサー、ヘッドフォン、ストラップ、電子モジュールなど) ▼演奏の感覚について 金管楽器のミュートでも詰め物をする以上同じ吹奏感はまず得られませんが、こちらのe-Saxも同じく全く同じ感覚での演奏ができないのは致し方ありません。とくに初めてe-Sax (イーサックス)をお使いになると、その弱音効果のため、普段よりも大きな音で演奏してしまいがちです。これは、体が無意識に、消音された音を頭の中で鳴っている音量に補正しようとして、 普段より強く吹いてしまうことに原因があります。その結果、吹奏感も苦しく感じてしまうでしょう。また演奏の感覚を掴む前の初心者にとってもe-Saxばかりの練習では変なクセがついてしまったり、本来すべき表現力のある演奏のための練習にならないといったこともあるかもしれません。これらを避けるためにも、付属のヘッドフォンでご自分の音をフィードバックして、感覚の補正をすることをおすすめしますし、e-Saxなしでの練習と並行してのご使用をおすすめします。▼過去発売されたモデルとラインナップ アルトサックスには販売時期によってe-Sax Alto(2005年〜2007年10月)、e-Sax Alto Type II(2007年10月頃〜)という商品があります。大きな違いはシェルの拡大と新素材ハンドパッキンの採用です。e-Sax Tenor テナーサックス用には発売時から新素材ハンドパッキンが採用されているため、e-Sax Tenor Type IIは存在しません。 ・ES-TS 2007年10頃発売 メトロノームあり ・ES2-TS 2013年12月頃発売 メトロノームなし メトロノーム機能がなくなりましたが、電池の持ちが従来の3倍以上に伸び、また、エコーを無段階でスライド調整できるようになりました。そして新たに接続コードが付属され、より楽しくe-Saxをお使い頂けるようになっております。こちらが2022年2月現在現行品です。 BEST BRASS e-Sax ベストブラス イーサックス
■品番:ES2-TS
■テナーサックス用
■消音レベル:-25dB程度
■機能:デジタルエコー、ヘッドフォンボリューム
■入力端子;AUX-IN(ミニステレオジャック)、PHONE(ミニステレオジャック)、LINE OUT(ミニステレオジャック)
■サイズ:全長921mm、幅426mm、奥行274mm
■重量:3,330g
■付属品:ステレオヘッドフォン、ネック支持台、ボトムパッド、ボトムスペーサー、ストラップ、接続ケーブル(ステレオミニジャック/ステレオミニジャック)
※細かい仕様が画像と異なる場合がございます。単4電池は同梱しておりません。別途お買い求めください。ヴィンテージや特殊ベルサイズ、キイ配置の楽器はe-Saxにフィットしない場合があります。 ▼使用上の注意
■分解、改造などはしないでください。
■異物(燃えやすいもの、硬貨、針金等)が内部に入ったり、液体が溢れたときは直ちに使用を中止してください。
■大きな音量で長時間ヘッドフォンを使用しないでください。聴覚障害の原因になる場合があります。
■MP3プレーヤーなどの機器と接続したり、取り外したりするときは必ず電源スイッチをOFFにしてください。
■火気のそばでの使用、放置は絶対におやめください。
■吸音フェルトの水洗いは、吸放湿性能や音響性能に悪影響を及ぼします。またドライヤー乾燥やアイロン掛けは火災防止のため禁止です。
■楽器を入れたままの持ち運び厳禁。e-Saxを楽器運搬器具として使用しないで下さい。楽器とe-Sax双方傷つく可能性があります。
■落下による破損や故障防止のため、演奏時はストラップを使用しましょう。
■でフェルトはシェルから取り外し、風通しの良い日陰で自然乾燥させて下さい。
■紫外線により、ハンドパッキン表面にひび割れが発生する場合があります。
■化学洗剤等の使用禁止。外装をお手入れされる場合は、水を固く絞った布で軽くふいて下さい。特に、ベンジンたシンナーは表面を侵食するので使用は厳禁です。
■湿気や埃の多い場所で保管しないでください。
■重量のあるものは乗せないでください。
■落とす、ぶつける、打つ、過度な衝撃を与えるなどの行為は破損や故障の原因となります。
■電子機器と接続(抵抗入りケーブルは使用不可)する場合は、必ず電源スイッチをオフにしてから繋いでください。