リコーダー
ジャンル:リコーダー出版社:リコーダーJP弊社に在庫がない場合の取り寄せ発送目安:1週間〜10日解説:
★解題
★ 17世紀終わりごろのリコーダーソナタ 25曲を中心とする、チャールズ・バベルの写本(ロチェスター大学シブレー図書館所蔵)で、第14番として収録されているソナタです。
★解説
★ 5つの楽章から成っています。第1楽章の最後の音が第2楽章の最初の音になるように書かれていますので、完全に続けて演奏することになります。第2楽章はかなり速いテンポが合いそうですので、第1楽章の1拍が第2楽章の1小節ぐらいになるような関係で演奏してみていますが、異論もあるかも知れません。 第1楽章はアダージョ(ゆっくりと)と指定され、4分の4拍子です。主題は3小節から成り、これに含まれるいくつかの特徴的な音型をたくみに駆使して語る、短いながら洗練された開始楽章です。 第2楽章はアレグロ(快活に)、4分の4拍子です。おおむね四分音符の動きで進む音楽で、かなり速いテンポが合うことになるでしょう。スピード感のある爽快な音楽で、ここでも、提示した主題・素材をきちっと使いこなしながら語り進めています。 第3楽章はカンツォン、4分の4拍子です。内容的には比較的シンプルで、最初に主題を示し、つぎにもう1度示して多少の展開をみせ、次にホ短調に転じて主題を示し、またそれを繰り返したあと、間もなく収束に入ります。キビキビした表情の、印象的な楽章になりました。 第4楽章はテンポ・ディ・ガボッタ(ガボットのテンポで)、2分の2拍子です。比較的高い音域でたからかに開始しますが、途中からはどうも下降志向が強まります。後半には5回ほども繰り返すゼクエンツがあって、「どこまで下がるの?」と思わされる瞬間もありますが、やがてまた身を起こして収束します。 第5楽章は再びアレグロで、このころ(17世紀末)によく書かれた4分の6拍子の終曲です。のちに大流行するジーグとは少し違う、骨太な力強い進行が特徴で、最後はいくらか早口にたたみかけるような音楽になって、全曲がしめくくられます。収録曲:第1楽章(B2)/第2楽章(B3)/第3楽章(B3)/第4楽章(B3)/第5楽章(C1)...こちらの商品は他店舗同時販売しているため在庫数は変動する場合がございます。9,091円以上お買い上げで送料無料です。