From A Classic Era.時代を超えて甦るサウンド
THE NEXT GENERATION. FLINT V2
Flintは、ビンテージアンプに搭載されていた トレモロ回路の揺らめきや上質で幻想的なトレモロエフェクトと、 3つの異なるリバーブのアルゴリズムを備えています。 トレモロ側では、複雑な効果を生み出す'61ハーモニック・トレモロ、 泥臭い色気のある'63パワーチューブ・トレモロ、 シャープでバランスの取れた'65フォトセル・トレモロへ切り替えられます。 リバーブ側では、クラシックな60年代のスプリング・リバーブ、 独創的な70年代のエレクトロニックプレート・リバーブ、 またはノスタルジックな80年代のラック・リバーブ(ホールタイプ)の3種類から選べます。 9つのパラメーターを微調整することで、トレモロ、 リバーブキャラクターの細部までコントロールできます。 水しぶきのようなきらめき、パルスのような響き、鼓動するブルージィサウンド、 アンビエントな揺らぎ、穏やかなリバーブパッドなど、 そのサウンドメイクは実に多彩です。 各エフェクト・セクションにそれぞれトゥルーバイパスのオン/オフスイッチを搭載し、 入出力部にはクオリティーの高いアナログ・セクションを採用しました。 Flintは音楽の歴史に刻まれたトレモロとリバーブサウンドを、 ペダルフォーマットで届けてくれます。●ハイ・インピーダンス超低ノイズClassA JFETプリアンプ入力
●ロー・インピーダンス・ステレオ出力
●TRSエクスプレッションペダル、Strymon MiniSwitch、MultiSwitch Plus、 TRS MIDIが接続可能なエクスプレッション入力
●コンピューターとのMIDIコネクション、 ファームウエアのアップデートが可能なUSB-Cジャック搭載
●独立のリバーブとトレモロOn/Offスイッチ
●300のプリセット保存とMIDIフル対応
●超低ノイズ、ハイパフォーマンスの24-bit 96kHz、 A/D&D/Aコンバータがもたらす妥協のないオーディオ・クオリティ
●ハイパフォーマンス 520MHz ARM スーパー・スカラー・プロセッサー
●32-bit浮遊演算プロセッシング
●20Hzから20kHzのフリーケンシー・レスポンス
●9VDC(センターマイナス)300mA
●Designed and built in the USA
製品コンセプト
●本物を超えた本物 ギターエフェクトの創成期に登場したトレモロ、そしてリバーブ。 この2つの魅惑的な組み合わせは理想的なコンビネーションでした。 1960年代の定番アンプに搭載されたこれらのエフェクトは、 初期のサーフミュージック、泥臭いアメリカ南部のブルース、 マカロニウエスタン、フィルムノワールのサウンドトラックから現代のインディーズロックまで、 数え切れないほどのレコードやパフォーマンスに彩りを添えました。 音楽の進化とともに、アーティストに尽きることのないインスピレーションを与え続けてきたのです。 Flintはこの組み合わせを再現するスタジオクラスの高品位ペダルです。 人気があり定番のトレモロ回路とリバーブ回路を徹底的に調べ尽くし、 複雑な音のレイヤーや細かなニュアンスまで、 独自のアルゴリズムによって忠実に再現することに成功しました。 Flintは一方にトレモロ、もう片方にリバーブを搭載した、1台で2台分のエフェクターなのです。
サウンドはビンテージ、機能は最新
第2世代のFlintは、最先端の技術と新たなハードウェアとデザインにより、 オリジナルと同様にゴージャスなトレモロとリバーブサウンドを提供いたします。 さらに、全てにおける改良は、ステージやスタジオの柔軟で、 パワフルなツールとしての活躍をお約束します。拡張されたコントロール
スローなトレモロはいかがですか? SpeedノブのLFOスピードを1Hz近くまでレンジを広げました。 リバーブ側ではプリディレイタイムも調整できるように変更しました。研ぎ澄まされたハードウェア
プレミアムなアナログJFET入力回路は、 演奏に対して素晴らしい応答性を誇ります。 リアパネルにあるスイッチで、 モノラルまたはステレオ入力切り替えが可能です。 さらに、新しいARM DSPチップはペダルボードのエネルギー消費を抑えながら、 あらゆる音の細かなニュアンスをつぶさに捉える高い処理能力を提供します。MIDI
MIDIにフル対応しており、ほぼすべてのノブ、スイッチ、 設定をEXP/MIDIジャックまたはUSBを介してリモートコントロールできます。 また、作成したすべての新しいサウンドを300プリセットとして保存でき、 いつでも呼び出すことができます。サウンドデザイン
●’61 ハーモニック・トレモロ - A Unique Rarity. ハーモニック・トレモロは、 1960年代序盤のチューブアンプにしか搭載されなかった希少な種類です。 低域と高域が交互に強調される2バンドのフィルターエフェクトが特徴的でした。 その結果、交互に強調される周波数による滑らかなフェイザーのような、 緩やかなパルスのトレモロ効果を生み出します。
●’63 パワーチューブ・トレモロ - Totally Tubular. パワーチューブ・トレモロは、 LFO信号がプッシュプル出力ステージのバイアスに直接干渉します。 LFOをバイアスに接続するとパワーチューブへのバイアス電流が上下し、ゲインが上下します。 これが交互に起こることにより、トレモロの効果を生み出します。 トレモロのボリュームがゼロに近づき、 真空管の動作が止まる瞬間に発生するクロスオーバー・ディストーションが発生します。 その反対に最大ボリュームに近づくと、ハーモニック・ディストーションが発生します。 また、最大出力時の電源の落ち込みもパワーチューブのバイアスポイントに影響します。 これら全ての要素が全て絡み合い、トレモロの「汚れた」サウンドを作り出します。
●’65 フォトセル・トレモロ - Get To The Chopper. フォトセル・トレモロは、60年代中期のアメリカ製アンプに搭載されていた フォトセル・トレモロを忠実に再現しました。 フォトセル・トレモロはLDR(光依存性抵抗)を使用して、 入力信号のレベルをコントロールします。 LDRはLFOに接続された豆電球とセットで使われます。 LFOが発振すると豆電球の光度が変わり、LDRの抵抗値を変化させます。 この抵抗とインピーダンスの変化が信号のレベルに影響を与え、 両レベル間を矩形波のように激しく変化させる、 「ハード」なトレモロ・サウンドを生み出します。
●60年代のスプリング・リバーブ - Sixties Surf. スプリング・リバーブは、ビンテージアンプに使われていた フルサイズの2スプリング・タンクを再現しました。 スプリング・タンクは異なるディレイタイムを発生し、 複雑でスムーズな残響音とリバーブ特有の周波数特性を生み出します。 スプリングへの入出力には真空管回路が使用されており、 電気信号からスプリングを揺らす機械的信号に変換し、 再び電気信号に戻す方式を採用しています。
●70年代のプレート・リバーブ - Sound Of The Seventies. エレクトロニック・プレート・リバーブは、 初めて作られたデジタル・リバーブを忠実に再現しています。 この驚異のハードウェアは、マルチディレイラインをパラレル配列したハードウェアで、 各ディレイには複数の出力があり、フィルター信号が入力に帰還されていました。 その結果、複数のパラレル出力タップによる 密度の高い残響を短い時間で素早く作り出すことができ、 リッチでスムーズなサウンドが得られます。
●80年代のホール・リバーブ - Totally Eighties. ホールラック・リバーブでは、 ノスタルジックな80年代終盤のラック型 デジタル・マイクロプロセッサー・リバーブを再現しました。 当時は、限られた処理能力でありながら、 ディレイ&全帯域パス・フィルター、 ローパス・フィルターの効率の良い直列ループでリバーブサウンドを作っていました。 ディレイ・ラインを変調して、リバーブの密度を上げたり、 温かさをサウンドに加えていました。 このホール・リバーブは、アーリー・リフレクションの後に、 ゆっくりと積み上げられて行く密度の高い残響音が特徴です。
●Effect Order機能 - Switch Things Up. ビンテージチューブアンプと同様にリバーブからトレモロという配置順の他に、 リバーブの前にトレモロをかけて、よりクリーンでモダンなトーンにすることも可能です。 Flintには緻密なトーンコントロールができるように、リバーブと トレモロの前後配列を変更できるEffect Orderがセカンダリー機能として用意されています。 この設定は、ライブエディットのセカンダリー機能からアクセス可能で、プリセット毎に保存できます。
●Pre-Delay機能 - Add Some Space. リバーブ信号が始まるまでのタイムを調整できるPre-Delay(プリ-ディレイ)が、 新たにライブエディットのセカンダリー機能に加わりました。 このディレイタイムはプリセットごとに保存できます。 お問い合わせフリーダイヤル:0120-37-9630