出荷目安の詳細はこちら商品説明ベルグルンド&ロシア・ナショナル管/ショスタコーヴィチ第8番(SACD)史上最大の市街戦とされる「スターリングラード攻防戦」の犠牲者に捧げられた交響曲第8番は、第7番『レニングラード』に続いて戦争そのものを主題に作曲された作品。1943年にムラヴィンスキーの指揮で初演されていますが、第7番に比べてはるかにシリアスな内容ゆえ評判はあまり高くはなく、1948年のジダーノフ批判により、演奏禁止とされてしまいます。再演されたのは、スターリン没後の1960年のことでした。現在では、ショスタコーヴィチの全作品中でも屈指の重要作とされて、人気も急上昇しています。 30分にも及ぶ長大な第1楽章が特徴的な全5楽章構成。第3楽章〜第5楽章がアタッカでつながっていることも、作品の巨大さを助長することになっています。 ロシア・ナショナル管弦楽団によるショスタコーヴィチ交響曲シリーズの第3弾にあたる当盤は、パーヴォ・ベルグルンドの指揮に注目したいところ。シベリウスのエキスパートとしてあまりにも高名な指揮者ですが、ショスタコーヴィチ作品も得意としていて、交響曲では以前に第7番や第11番を録音していましたし、この第8番は、ベルリン・フィルへの客演でも取り上げていた自信のレパートリーであるだけに、非常に楽しみです。 SACDハイブリッド専門で音にこだわる「PentaTone」からのリリースだけに、録音の面でも大きな期待が寄せられるところ。実際、シリーズ第1弾、第2弾とも優秀な音質でした。