出荷目安の詳細はこちら内容詳細83歳、ケアハウス暮らし。人生はこれからが面白い!高福祉国家オランダで空前のベストセラーを巻き起こした大ヒット老人小説オランダ、アムステルダムのケアハウスに暮らすヘンドリック83歳。ただコーヒーを飲みながら死を待つ日々に嫌気がさした彼は、仲間とともに「オマニド(老いても死んでない)クラブ」を立ち上げる。遠足やカジノなどさまざまな催しを企画して、楽しく生きようと試みるヘンドリックたちだが…。良い老後とは、人生とは何か。安楽死もある高福祉国家オランダを痛烈に皮肉る、笑いと涙、恋と友情の物語。オランダで30万部の大ヒット小説!
著者略歴
ヘンドリック・フルーンHendrik Groen匿名作家。本書は文芸ウェブサイト上で連載され、のちに出版に至った。人口1700万人のオランダで30万部のベストセラーとなり、35か国で版権が取得。本国ではテレビドラマ化も果たした。物語の内容については、「嘘の文はひとつもないが、全ての言葉が真実ではない」とのこと。訳者略歴
長山さき(ながやま・さき)1963年神戸生まれ。オランダ語翻訳者。関西学院大学大学院文学研究科修士課程修了。文化人類学を学ぶ。87年にライデン大学に留学。以降オランダに暮らし、現在はアムステルダム在住。訳書にトーン・テレヘン『ハリネズミの願い』『きげんのいいリス』(以上新潮社)、ハリー・ムリシュ『天国の発見』(バジリコ)、ヘールト・マック『ヨーロッパの100年』(徳間書店)ほか多数。※数字はすべて2018年8月時点のものです。