出荷目安の詳細はこちら商品説明音楽の本質を捉えた必聴のディスク、前代未聞の試み!モダン楽器とピリオド楽器の垣根を超えた真実の演奏がここに。有田正広がテレマンの無伴奏を30年ぶりに再録音!2019年に古希を迎え、今なおフルート界の第一線で活躍を続ける名手・有田正広氏が放つ大注目の最新録音。何とモダン楽器とピリオド楽器、それぞれでテレマンの無伴奏を全曲演奏! モダン楽器奏者として日本音楽コンクールの覇者となり、ピリオド楽器奏者として古楽演奏のパイオニアとなり、片方にとらわれることなく自らの音楽を追求してきた有田氏ならではの名企画、世界初・前代未聞の1人の奏者による2種のテレマン。平成の終わりから令和の始まりにかけて行われた、記念碑的なセッション録音です。 有田氏は1989年にトラヴェルソを用いて同曲の全曲録音を行っており、今回実に30年ぶりの再録音となります。当時はピリオド楽器で演奏してこそ提示できる新しい世界がありましたが、30年を経た今ピリオド楽器演奏は世に浸透し、モダン楽器奏者もピリオド奏法を取り入れるまでになりました。 では、詰まるところ目指すべき演奏の本質とは何なのか? そこで有田氏は2つの楽器を通して、同じテレマンの核心に迫る圧倒的な演奏を繰り出します。非常に挑戦的で、音楽界に一石を投じる前人未到の試みとも言えるアルバムです。 2種の演奏を聴き比べると、基本的に同じ解釈で貫かれタイムもほぼ同一。木製と金属製という材質の違いや操作性からくる音色・残響、またピッチなどの差はあれど、表現しようとしている音楽は同じであり、モダンでもピリオドでも同じ音楽を伝えることが出来るのだと驚かされます。確かな技術はもちろんのこと、有田氏の考える「テレマンかくあるべし」「音楽かくあるべし」が力強く刻印された非常に稀有な演奏です。とは言え楽器の個性を消しているのではなく、逆にそれぞれの楽器のソノリティを大いに生かし、細かい装飾やフレージングでは即興的な変化も持たせ、あくまで自然な演奏として聴かせている点も注目です。 使用楽譜は有田正広氏校訂による音楽之友社版(2018年)。テレマン自身の出版譜も参照し研究を重ねて作られた版であり、校訂者本人の演奏ゆえに豊かな説得力を持っています。(写真c Rika Takei)(販売元情報)