出荷目安の詳細はこちら商品説明ベルリオーズ:ロメオとジュリエットマイケル・ティルソン・トーマス&サンフランシスコ交響楽団ベルリオーズは、19世紀フランスにおける交響曲の革新者ともいわれています。若いころにパリ音楽院演奏会協会管弦楽団が演奏するベートーヴェンの交響曲を目の当たりにしたベルリオーズは、交響曲にオペラの要素を取り入れることによって、崇高なるものに引き上げようとしたのでした。それ以前にベルリオーズは「表題交響曲」なるもの、つまり『幻想交響曲』『イタリアのハロルド』を作り出しており、そこに声楽と巨大な管弦楽の表現力を総動員させた『ロメオとジュリエット』は、シェイクスピアの悲劇を音楽化したこの劇的交響曲は、通常の交響曲の概念を遙かに超えた作品といえましょう。 この録音は、2017年6月28日〜7月1日、サンフランシスコ、デイヴィス・シンフォニー・ホールでのライヴ。これまでマイケル・ティルソン・トーマス(MTT)は、ベルリオーズの大規模交響曲としては『幻想交響曲』をサンフランシスコ交響楽団と2回(RCAとSFS)していましたが、今回満を持しての『ロメオとジュリエット』全曲の初録音となります。2018年7月に来日し、東京交響楽団のエルガー『ゲロンティアスの夢』で歌ったグラミー賞受賞歌手のサーシャ・クック、2016年バッハ・コレギウム・ジャパンのヘンデル『メサイア』、バッハの世俗カンタータで参加したニコラス・パン、2018年5月に東京フィルのベートーヴェン『フィデリオ』で歌ったルカ・ピサローニらのソリストを起用。それぞれMTTとは何回も共演をしている歌手であり、サンフランシスコ交響楽団合唱団の監督10周年を迎えるラグナル・ブーリーンの下、濃厚な情熱的な演奏が繰り広げられています。「この鮮やかな音楽、情景、情熱的なフィナーレ。それは様々な感情にまたがる巨大で複雑な仕事である。ここに含まれた愛のインスピレーションと変容力は、素晴らしい歌手たち、合唱団、オーケストラによって完全に表現された」と高評価を得た演奏です。(photo: Avie/SFS-Media)(輸入元情報)