出荷目安の詳細はこちら商品説明無伴奏ヴィオラの79分間フィオリッロ:ヴァイオリンのための36のカプリース Op.3マルコ・ミシャーニャ(ヴィオラ)パガニーニより前に存在していたカプリース集。作曲者は音楽家人生の大半をヴィオラ奏者として過ごしたと思われるフィオリッロなので、同じくヴァイオリニストでヴィオリストでもあるマルコ・ミシャーニャがヴィオラにアレンジして演奏。ピッチが下がり落ち着きが出ることで練習曲っぽくならない良さがあり、独特の雰囲気も醸成されています。▶ Brilliant Classics 検索 作曲者情報
◆ フェデリーゴ・フィオリッロ1755年、ドイツのブラウンシュヴァイクで誕生。これはナポリ生まれの作曲家で宮廷楽長兼マンドリン奏者の父イニャツィオ・フィオリッロ
1715-1787
が、ブラウンシュヴァイク=ヴォルフェンビュッテル公 カール1世1713-1780
のもとで働いていたからです(兄は美術史家のヨハン・ドミニク・フィオリッロ1748-1821
)。 フェデリーゴ・フィオリッロは、まず父親からマンドリンの指導を受け、ヴァイオリンの演奏も習得しています。 独立後、フィオリッロは演奏家として活動していたようで、1777年にはサンクトペテルブルクでヴァイオリンのソリストとしてコンサートをおこなっています。 その後、1780年から翌年にかけてはポーランドに滞在してヴァイオリンとマンドリンのソリストとして活動。 1782年にはラトヴィアのリガで新ドイツ劇場の楽長に就任し2年間滞在。 そして1785年、パリの「コンセール・スピリチュエル」の演奏会で大きな成功を収めると作曲もおこなっていくつかの作品を出版し、3年間滞在。 1788年にはロンドンに行き、サロモン四重奏団のヴィオラ奏者として定期的に演奏をおこないます。1794年にヴィオラ奏者として演奏した後のことはわかっていないようで、亡くなる1823年までロンドンを拠点としていたとも考えられています。 作品情報◆ ヴァイオリンのための36のカプリース Op.3音楽家人生の大半をヴィオラ奏者として過ごしたと思われるフィオリッロなので、同じくヴァイオリニストでヴィオリストでもあるマルコ・ミシャーニャがヴィオラにアレンジしたという興味深い企画。ピッチが下がり落ち着きが出ることで練習曲っぽくならない良さがあり、独特の雰囲気も醸成されています。 演奏者情報
◆ マルコ・ミシャーニャ(ヴィオラ)1984年、南イタリアのバーリで誕生。N.ピッチーニ音楽院でヴァイオリンとヴィオラを学んで15歳で卒業し、ローマのサンタ・チェチーリア音楽院で学位を取得。音楽院の最優秀学生として、元イタリア共和国大統領カルロ・アゼリオ・チャンピからローマのクイリナーレ宮殿に招待。その後、クレモナのアカデミア・シュタウファーでサルヴァトーレ・アッカルドに師事し、シエナのキジアーナ音楽院でボリス・ベルキンとユーリ・バシュメットに師事。そこで名誉学位を2つ取得し、最優秀ヴァイオリニストとしてモンテ・デイ・パスキ・ディ・シエナ賞を2度受賞し、最優秀ヴィオラ賞も受賞。 以後、マラガ・スペイン弦楽オーケストラの首席ヴィオラ奏者を務めながら、ソリスト、室内楽奏者として、スペイン、イタリア、ドイツ、ベルギー、ロシア、ウクライナ、アルメニア、ニュージーランド、チュニジア、トルコ、キューバ、オーストリアなど世界各地で活動。欧州文化議会の議員でもあります。 CDは、Brilliant Classics、IMD、Dynamic、Digressione Music、Terramiamusicなどから発売。 トラックリスト(収録作品と演奏者)フェデリーゴ・フィオリッロ