出荷目安の詳細はこちら商品説明チェリビダッケからも認められた指揮者ジウアニサン=サーンスの音楽の源泉を見つめるプロジェクトチェリビダッケからも認められた指揮者、ジウアニによるフランスと地中海の音楽のつながりを見つめるプロジェクト。2023年1月、ジウアニの伝記的映画がフランスを中心に公開され、大きな話題となっています。 大の旅行好きで、特に地中海沿岸の国々によく旅したサン=サーンス。アルジェリアへは18回、ほかにもエジプト、イタリア、スペインにも足を伸ばしました。『サムソンとデリラ』の『バッカナール』、『アルジェリア組曲』、エジプトへの旅に触発された『パリサティス』のバレエ音楽など、旅の影響を受けて書かれた作品は多数にのぼります。このアルバムはアルジェリアに重きを置いて選曲されています。『アルジェリア組曲』の3つの楽章は、アルジェリアの伝統音楽や古典音楽とならんでプログラムされ、その関連性がよくわかるようになっています。 指揮のザイア・ジウアニは1978年、アルジェリア人の両親のもとパリに生まれます。音楽好きな両親のおかげで幼いころからクラシック音楽に親しみ、中でも次第に指揮に興味を持つようになります。16歳の時、パリで開かれていたチェリビダッケのマスタークラスを熱心に受講していました。チェリビダッケの側近に認められ、アシスタントのひとりとして指揮をしたその日にチェリビダッケに会うことが許され、その後1年半にわたってチェリビダッケの指導を受けました。チェリビダッケは彼女に、当時は女性が指揮者として成功することは難しい時代でしたが、彼女なら絶対にできると励ましてくれたといいます。1998年、ディヴェルティメント・シンフォニー・オーケストラを設立。いまやその存在感はフランス内外でも広く知られる存在となっています。2007年、アルジェリア国立交響楽団の初の客演指揮者に就任。2023年1月にフランスを中心に彼女の伝記的映画が公開されるなど、ヨーロッパでの注目が非常に高まっています。 ディヴェルティメントの首席チェロ奏者でザイアの双子の姉妹でもあるフェットゥマ・ジウアニ、2021年にフランス国立管の首席フルート奏者に就任したシルヴィア・カレッドゥ、フランス屈指のクラリネット奏者パトリック・メッシーナ、ディヴェルティメント創立以来ハープ奏者を務めるステファヌ=フランス・レジェがソロも務めます。さらに伝統楽器と歌のアンサンブル・アメディエが加わり、ヴァイオリンと歌のラシド・ブライム=ディジェルール、ウードのユセフ・ザイード、カーヌーンのマハディ・ムキニーニら多彩な奏者たちを迎えた意欲的な内容となっています。(輸入元情報)
収録情報
● サン=サーンス1835-1921
:バレエ音楽『パリザティス』● IDIR
1945-2020
:A vava Inouva〜歌、チェロとハープ● サン=サーンス:タランテラ Op.6〜フルート、クラリネットとオーケストラ
● ラシド・ブライム=ディジェルール
b.1964
:ホタ・アラゴネーゼへの序曲● サン=サーンス:ホタ・アラゴネーゼ Op.64
● イスティクバール・メズムムによる即興演奏
● サン=サーンス:歌劇『サムソンとデリラ』より『あなたの声に私の心は開く』〜チェロと管弦楽版
● サン=サーンス:歌劇『サムソンとデリラ』よりバッカナール
● サン=サーンス:アルジェリア組曲 Op.64より第1曲:前奏曲『アルジェの街』
● イスティクバール・ジダンによる即興
● インキレブ:Yababi el Hosn
● サン=サーンス:アルジェリア組曲 Op.64より第2曲『ムーア風狂詩曲』
● 即興
● Leyla
● サン=サーンス:アルジェリア組曲 Op.64より第3曲『夕べの夢想』
● 即興
● フランシスコ・サルバドール=ダニエル