読んで観て聴く近代日本の仏教文化 大正大学綜合佛教研究所叢書 / 森覚 (文学博士)


読んで観て聴く近代日本の仏教文化 大正大学綜合佛教研究所叢書 / 森覚 (文学博士)

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2,200 円 (税抜き)

出荷目安の詳細はこちら内容詳細新旧のメディアが緩やかに共存した時代、仏教はいかに発信され、いかに受容・共有されたのか。書籍・紙芝居・日本画・オペラ・ツーリズム・落語・講談・浪花節・ラジオなど——メディアを介して、時代や領域を越え、互いに影響を与えながら〈聖俗〉が入り混じるかたちで日常生活の様々な〈場〉に現れた、バラエティ豊かな仏教文化の諸相を読み解く。知識人層だけでなく、近代に生きたより多くの人びとが享受したであろう「近代仏教」の姿を把捉する!

目 次

はじめに(森 覚)I 読 む第一章  「悪人」安芸法眼の江戸と明治(塩谷菊美)第二章  説経節の受容と音読・黙読─声と目でよむ『小栗判官』—(今井秀和)第三章  明治一五年の草双紙『開化地獄論』─啓蒙主義と仏教—(森 覚)第四章  露伴文学と仏教—その受容と生成について—(渡辺賢治)第五章  岩波文庫に見られる仏教出版文化─三木清と岩波的スクリーニング—(嶋田毅寛)II 観 る第六章  最澄絵伝の歴史的展開—大正期から昭和期を中心に—(?橋洋子)第七章  大衆文化としての「日本画」と仏教—狩野芳崖《悲母観音》の事例から—(君島彩子)第八章  明治後期の仏伝演劇─劇詩と歌劇のなかの釈迦─(マイカ・アワーバック)第九章  日蓮の「聖地」身延山へのツーリズム─教養主義、富士身延鉄道、高山樗牛─(平山 昇)第一〇章 旅行記からテレビまで─近代仏教とシルクロードの想像─(パリデ・ストルティーニ/     嵩 宣也訳)III 聴 く第一一章 三遊亭円朝と仏教─日蓮宗と慈善事業─ (小二田誠二)第一二章 明治期の講談と仏教(金山泰志)第一三章 近代における日蓮伝と浪花節─雲右衛門と日蓮記─(ブレニナ・ユリア)第一四章 声と音の空海像─近代高野山の金剛流ご詠歌とトーキー─(井川裕覚)第一五章 戦前期日本のラジオ放送と仏教─「朝の修養」で培う精神─(大澤絢子)おわりに(大澤絢子)編者・執筆者・訳者略歴

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