出荷目安の詳細はこちら商品説明カステルヌオーヴォ=テデスコ:弦楽四重奏曲全集優れたギター作曲家として知られるマリオ・カステルヌオーヴォ=テデスコの弦楽四重奏曲集。ピツェッティに師事しカゼッラに認められたカステルヌオーヴォ=テデスコは、1920年代のイタリアにおける前途有望な新進作曲家のひとりとして活躍しました。この時期に書かれた第1番は田園地帯の風景を描写したかのような素朴な味わいを持つ若々しく美しい作品です。その後、彼はムッソリーニのファシスト政権の圧迫によりイタリアを離れアメリカに亡命、映画音楽の作曲家として活躍しますが、終戦後に訪れたイタリアでその変わってしまった姿を目の当たりにします。その時に抱いた複雑な感情が第2番の四重奏曲にも反映されたようで、この曲には不協和音と落ち着きのない旋律が至るところに現れます。1964年の第3番は『カーザ・アル・ドーノ』の副題を持ち、4つの楽章にはそれぞれ「ヴァッロンブローザへの帰還」「修道院」「小さな列車」「議論と日没」のタイトルが付されており、これらは故郷と友情への思い出からインスピレーションを得て明るさを取り戻したかのような描写的な作品です。(輸入元情報)