出荷目安の詳細はこちら商品説明フランス・バロックを優れた演奏で現代に蘇らせてきたハンガリー古楽界のトップ指揮者ジェルジ・ヴァシェジと、フランスの歌姫サビーヌ・ドゥヴィエルを主役に起用したラモー最後のオペラバレエの本質に合わせて鍛造されたカルペ・ディエム(一日の花を摘め)とも呼ばれる、80歳近くのラモーが作曲したこの集大成(素晴らしい人生のレッスン)である歌劇『レ・ボレアド』は、力よりも愛、愛よりも自由を選ぶように私たちに選択を与えています。このオペラは、七年戦争の終結を記念して1763年に考案されましたが、初演はキャンセルされ、その後すぐに当時のオペラ座の火災、翌1764年にはラモーが亡くなってしまい、上演の機会を得られないまま国立図書館に眠ったままとなりました。1964年、フランス放送協会にてラモーの没200年記念事業として放送。舞台での初演は1982年にジョン・エリオット・ガーディナーの手によって行われ、同年エラートに録音もされています。「ラモーは、バッハ、モーツァルト、ハイドンと同等に、ヨーロッパ音楽史上の普遍的な天才のひとりです」と指揮者のジェルジ・ヴァシェジは断言しています。この『レ・ボレアド』の録音により、ヴァシェジはヴェルサイユ・バロック音楽センターと共同で進めてきた野心的な10年越しのラモー・プロジェクトを完了いたします。 出演者は、サビーヌ・ドゥヴィエルをはじめバロック音楽やその表現に卓越した歌手が起用され、ヴァシェジが創設したオルフェオ管弦楽団とパーセル合唱団によって演奏されています。ラモーのリサイタルでエラート・デビューを果たしたドゥヴィエルは、愛する男性と結婚するために祖国の伝統に逆らわなければならないバクトリアの女王アルフィーズという中心的な役を演じています。このドゥヴィエルらによる録音と同じ演奏者がパリのシャンゼリゼ劇場でおこなった『レ・ボレアド』の演奏(コンサート形式)は、「ラモーの天才はあらゆる瞬間に輝きを放っている」と高く評されました。(輸入元情報)