Faure フォーレ / Comp.chamber Works: R & G.capucon Quatuor Ebene Angelich Dalberto(P) Causse(Va)


 Faure フォーレ / Comp.chamber Works: R & G.capucon Quatuor Ebene Angelich Dalberto(P) Causse(Va)

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フォーレの作風

フランス国民音楽協会の設立者のひとりでもある作曲家、ガブリエル・フォーレ

1845-1924

は、小さなピアノ曲から大規模なオペラに至るまで様々な作品を書いています。しかし、フォーレ自身が好んでいたのは比較的小規模な作品のようで、たとえば代表作のレクィエムでも、編成の小さなヴァージョンの方に、よりフォーレらしい美しさが感じられますし、室内楽もすべてが名曲といえるほどの水準に達しているのがフォーレの「小編成」に対する熱意をよく示していると思われます。

フォーレの情熱

 教会オルガニスト出身の敬虔なイメージのあるフォーレですが、実際にはサロンを好み、歳をとってからも多くの恋愛に情熱を傾けていたというだけあって、その音楽にも繊細な情感表現が色濃く反映され、あこがれや喜び、哀しみ、諦めといった喜怒哀楽の移ろいが見事に表現されているのも大きな魅力となっています。

作風の変遷

ロマン派全盛期に生まれ、十二音や無調の時代まで生きたフォーレの作曲期間は約60年の長きに渡り、その作風の変遷も初期・中期・後期に分けて語られることが多いですが、室内楽作品はフォーレが生涯通じて好んでいたジャンルだけあって、どの時期にも優れた作品が書かれているのが特徴。

初期

初期はフォーレ30代の終わりまで。この時期に書かれたヴァイオリン・ソナタ第1番(1876)、ピアノ四重奏曲第1番(1879)、エレジー(1883)、子守歌(1879)、ロマンス変ロ短調(1882)は、どれも率直で美しいメロディに恵まれ、演奏回数の多さでも群を抜いています。

中期

中期はフォーレ40代から50代の終わりまで。この時期の代表作は、レクィエム直前に書かれたピアノ四重奏曲第2番(1886)でしょう。充実した筆致で隅々まで自信のみなぎった傑作です。また、この時期には和声や調性感の探求にも余念が無く、シシリエンヌ(1893)、ロマンスイ長調(1894)、アンダンテ(1897)、チェロのための小品(蝶々)(1897)、シシリエンヌ(1898)といった作品でもそれぞれに工夫が施され、またパリ音楽院の試験のために書かれた、2台のチェロのための初見視奏曲(1897)、ヴァイオリンとピアノのための初見視奏曲(1903)という曲でもフォーレならではの音楽の感触を聴くことができます。

後期

後期は60代から79歳で亡くなるまで。この時期のフォーレは、聴覚障害に悩まされるようにもなり、音域を絞ったりするようにもなりますが、音楽はさらなる変化を遂げ、スケールの大きさや深い精神性をも感じさせるピアノ五重奏曲第1番(1906)とピアノ五重奏曲第2番(1921)、チェロ・ソナタ第1番(1917)を書き上げる一方、ヴァイオリン・ソナタ第2番(1917)、ピアノ三重奏曲(1923)、セレナード(1908)では簡素で抽象的な中に独自の魅力を示し、チェロ・ソナタ第2番(1921)では流麗な美しさと深い哀しみの両面を見事に表わしてもいました。絶筆となった弦楽四重奏曲(1924)では、ベートーヴェンやバッハへのオマージュともいうべき要素を孕みながら、独自の幽玄な美を響かせているのが印象的です。

現代フランスを代表するアーティストたち

いまや欧州楽壇に欠かせぬ存在となったカプソン兄弟や、フレッシュな演奏で毎回聴き手を沸かせるエベーヌ四重奏団、多彩なタッチと反応の良さでカプソン兄弟との相性も抜群のピアニスト、ニコラ・アンゲリッシュ、そしてベテランのミシェル・ダルベルト、ジェラール・コッセ等、フランスのスターが集結した豪華な室内楽の饗宴です。なお、弦楽四重奏曲のみ既出音源と同じものになります。(HMV)

収録情報

CD1フォーレ:1. ヴァイオリン・ソナタ第1番イ長調 Op.132. 子守歌 Op.163. ロマンス Op.284. アンダンテOp.755. 初見視奏曲(ヴァイオリンとピアノのための)6. ヴァイオリン・ソナタ第2番ホ短調 Op.108 ルノー・カプソン(ヴァイオリン) ミシェル・ダルベルト(ピアノ:1-5) ニコラ・アンゲリッシュ(ピアノ:6)CD21. チェロ・ソナタ第1番ニ短調 Op.1092. エレジー Op.243. チェロのための小品(蝶々) Op.774. ロマンス Op.695. セレナード Op.986. シシリエンヌ Op.787. チェロ・ソナタ第2番ト短調 Op.117 ゴーティエ・カプソン(チェロ) ミシェル・ダルベルト(ピアノ:1-6) ニコラ・アンゲリッシュ(ピアノ:7)CD31. ピアノ三重奏曲ニ短調 Op.120 ルノー・カプソン(ヴァイオリン) ゴーティエ・カプソン(チェロ) ニコラ・アンゲリッシュ(ピアノ)2. 弦楽四重奏曲ホ短調 Op.121 エベーヌ四重奏団  ピエール・コロンブ(ヴァイオリン)、ガブリエル・ル・マガドゥア(ヴァイオリン)  マチュー・エルツォグ(ヴィオラ)、ラファエル・メルラン(チェロ)CD41. ピアノ四重奏曲第1番ハ短調 Op.152. ピアノ四重奏曲第2番ト短調 Op.45 ルノー・カプソン(ヴァイオリン) ジェラール・コセ(ヴィオラ) ゴーティエ・カプソン(チェロ) ミシェル・ダルベルト(ピアノ:1) ニコラ・アンゲリッシュ(ピアノ:2)CD51. ピアノ五重奏曲第1番ニ短調 Op.892. ピアノ五重奏曲第2番ハ短調 Op.1153. 初見視奏曲(2台のチェロのための) エベーヌ四重奏団  ピエール・コロンブ(ヴァイオリン)、ガブリエル・ル・マガドゥア(ヴァイオリン)  マチュー・エルツォグ(ヴィオラ)、ラファエル・メルラン(チェロ) ミシェル・ダルベルト(ピアノ:1) ニコラ・アンゲリッシュ(ピアノ:2) ゴーティエ・カプソン(チェロ:3) ラファエル・メルラン(チェロ:3) 録音時期:2010年7&9月、2008年7月(Op.121) 録音場所:サンジェ・ポリニャック財団、パリ、フェルム・ド・ヴィルファヴァール、リムーザン(Op.121) 録音方式:デジタル(セッション) プロデューサー:マイケル・ファイン、エティエンヌ・コラール(Op.121) エニジニア:ヴォルフ=ディーター・カルヴァトキー

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