【楽天大感謝祭】
モデル 23502819 素材 MONGOLIAN CASHMERE (モンゴリアンカシミヤ100%) 生地 目の詰まった程よい肉感の平編み10ゲージニット シーズン 秋冬 色 ダークブラウン(301) 赤みを抑えた(=グレーを含んだ)、温もりがありながらも洗練されて見えるダークブラウンになります。 ディテール ・クルーネック(内側バインダー補強) ・首、袖口、裾まわりリブ ・ホールガーメント製法(シームレス) 参考価格 36,000円 + tax 国内代理店が設定している国内定価になります。 付属品 ブランドタグ、素材下げ札 製造国 JAPAN ▼ジムの他のアイテムはこちらニット愛の結晶です。ワードローブの10年選手になる別注カシミヤニット 日本のファッションとカルチャーの中心地・原宿に誕生し、60年にわたって日本のニット界を牽引してきた草分け的存在GIM(ジム)。インポートブランドを中心に扱っている当店とは縁がないブランドでしたが、昨今の原材料価格の高騰や為替の影響からインポート商品が身近な存在ではなくなりつつあることを感じ、国産ブランドの導入を検討していたときに同ブランドに出会いました。コムデギャルソンとのコラボにはじまり、有名セレクトショップや百貨店のオリジナル商品の生産など、その実績は十分でして、“インポート商品に負けない高品質な国産ニットを作りたい”という当店のリクエストを快く引き受けてくれました。ジムの強みであるコスパの高さを意識しつつも、インポート商品に慣れ親しんだ方のお眼鏡にかなうニットやカットソーを企画していく予定ですのでご期待ください。 ご紹介するのは、ジムの秋冬コレクションを代表するアイテム「モンゴリアンカシミヤニット」です。春夏の海島綿(シーアイランドコットン)と並んで、ジムを語る上で欠かすことのできない重要な素材であるモンゴリアンカシミヤ。ジムの創業者であり現会長でもある八木原氏は古くからこの素材に注目し、モンゴル政府との関係を築いて原毛の買い付けから自社で行っています。余談ですが、モンゴル国カシミヤ協会と西印度諸島海島綿協会、両方の協会のトップを八木原氏が務めており、素材の価値向上を図るとともに普及に尽力しています。他社に先駆けてモンゴリアンカシミヤを採用してきたジムは同素材において圧倒的なアドバンテージがあり、高品質な原毛を優先的に入手することができます。 今回は、そんなジムのモンゴリアンカシミヤを使って、私の“こんなカシミヤニットが欲しい”という願い(=こだわり)を反映した別注品を作ってもらいました。私は自他ともに認める大の服好きなのですが、その中でもニットは特別でして、ありとあらゆるニットを300枚近く所有しています。カシミヤニットだと、マーロや97リューデミモザ、バランタインあたりが好みでして、イタリアっぽい柔らかいものよりもむしろ質実剛健なものが好みです。ちょっとボヤキも入ってしまうのですが、カシミヤ原毛の価格高騰を受け、近頃のカシミヤニットはどんどん軽く、どんどん柔らかくなっていっています。“えっ、カシミヤニットは軽くて柔らかいほうがいいんじゃないの”と思われるかもしれませんが、実は違います。カシミヤの加工技術が進んだ昨今、昔のような硬いカシミヤは見かけなくなりましたが、重要なのはそこではなくて“重量”、つまり“糸量(糸の詰まり具合)”なんです。糸が詰まっていない中身がスカスカのカシミヤニットは、軽い反面、暖かくないですし、1年かそこらで型崩れしてしまいます。今回の別注にあたって私が最もこだわったのがこの点でして、ワードローブの定番になる、それこそ10年愛せるカシミヤニットを目指して徹底的に作り込みました。完成までにさまざまな困難がありまして、打ち合わせをスタートしてから販売するまで2年近くかかってしまいました。私の細かい注文に対し、嫌な顔ひとつせず応えてくださった担当者様ありがとうございました。お陰様で素晴らしいカシミヤニットが出来ました。以下、今回の別注のこだわりポイントを箇条書きにして紹介させて頂きます。 「飽きずに長く愛せるシンプルデザイン」流行に左右されにくく、またどんなコーディネートにも合わせやすいシンプルデザインを心掛けました。 「さりげないアクセントになるネックリブのゲージ切り替え」ネックリブの幅を若干広くとり、ボディよりもゲージを下げることでアクセント効果を生み出しています。クルチアーニのゲージ切り替えニットをサンプリングし、悪目立ちしないようにリブ幅とゲージを調整しました。 「しっかりと糸が詰まった10ゲージの中肉ボディ」厚すぎずかといって薄すぎず、インナーとしても使いやすい平編み10ゲージの中肉ボディを選択しました。原料(糸)をたっぷり使ってじっくりと目を詰めて編まれているので、暖かいのはもちろん、型崩れや毛玉が起こりにくくなっています。 「ちょっとやそっとでは型崩れしない肉厚リブ」袖口や裾のリブが伸びて(ヨレて)だらしなくならないように、他ブランドに比べて倍近い厚みのあるリブになっています。リブの一部に本体と同色のゴム糸が編み込まれているのでフィット感バツグンです。 「最高の着心地を実現したホールガーメント製法」ぱっと見では分かりにくいですが、このニットは編地の縫い目(継ぎ目)がない“シームレスニット”になります。肩線、脇線、アームホールなどの縫い目のゴロつきがないので、着ていてまったくストレスがありません。縫い目による抵抗がなく編地が均一に伸縮することもポイントです。身体が優しく包み込まれるようなフィット感を味わえます。 「手に取りやすいプライス」クオリティはもちろんのこと、プライスにもとことんこだわりました。どんなにクオリティが高くても手の届かないプライスでは意味がありません。今回の別注では、ジムと当店、双方が利益を削ることで驚きのプライスを実現しました。今後、これと同じ商品を同じ価格で販売することは100%無理です。そんなわけでセール除外品にさせて頂きます。セールにすると赤字になってしまうので(笑)。 これら以外にも、肌当たりが気になる首内側の素材ラベルを省き、ブランドラベルをブラック×ゴールドに変更。さらにサイズスペックを若干いじっています。カシミヤニットの要である原料や糸については手を加えず、ジムのインラインと同じものを使っています。それについては後ほど詳しく説明いたします。 私はこの仕事に20年以上携わっていますが、品質(クオリティ)と価格(プライス)、両者のバランスがこれほどまでに取れたカシミヤニットは記憶にありません。バイヤー歴20数年目にしてやっと辿り着いた“自分が本当に着たいと思うカシミヤニット”なので、みなさんにも必ず気に入ってもらえる自信があります。騙されたと思ってぜひお試しください。きっとすぐにもう一枚欲しくなるはずです。 強度が高くヘタりにくい外モンゴル産カシミヤ。程よい肉感の平編み10ゲージニット 少しマニアックな話になってしまいますが、カシミヤの産地であるモンゴルは2つあります。ひとつは日本で馴染みがあるモンゴル国。もうひとつは内モンゴル自治区と呼ばれる地域(中国領土の一部)です。ビッグメゾンがこぞって採用しているアラシャンやオルドスといった最高級カシミヤは内モンゴル産で、近年ちょっと手が出せないくらい高価になっています。内モンゴル産の最高級カシミヤ(ホワイトカシミヤ)は原毛1キロでウン万円もするので、ニット製品になるとゆうに10万円を超えます。最高級カシミヤの代名詞とも言えるロロピアーナの製品は目が飛び出るほど高価ですが、こういった背景があるから当然なんですね。 これに対してジムでは、内モンゴル産ではなく、外モンゴル産=モンゴル国で採れたカシミヤを採用しています。外モンゴル産のカシミヤは、内モンゴル産のカシミヤ同様、寒暖差が激しい環境で育つため毛足が長くしなやかなことが特徴です。繊維長は内モンゴル産のカシミヤと変わりませんが、繊維が若干太いため強度が高く、ニット製品にした際にハリコシが生まれ、型崩れしにくく長持ちすると言われています。内モンゴル産のカシミヤよりも安価((
※そうは言ってもカシミヤなので高価)で入手できることから、ジムはこの素材に注目し、モンゴル政府との関係を築いてきました。もちろん外モンゴル産のカシミヤもピンからキリまでありますが、ジムはその中でも最高級の原毛を優先的に入手することができます。 使用されている糸は、外モンゴル産カシミヤから紡がれた20番手双糸。編地は、程よい肉感の平編み10ゲージニットになります。ありそうでない10ゲージの編地は、一般的なハイゲージよりも厚手で暖かく、ミドルゲージよりも薄手でインナーに合わせやすいという優れものです。原料(糸)をたっぷり使ってじっくりと目を詰めて編まれているので型崩れや毛玉が起こりにくく、比較的ケアが容易なこともポイントです。重量はMサイズで約300グラム。一般的なハイゲージのカシミヤニットが200グラム前半なので、1.5倍の原料(糸)が使用されている計算になります。実物を手にしたとき“すごくしっかりした作りだな”と感じるのはこのためです。 言うまでもなく肌触りは“最高”です。厳選された外モンゴル産カシミヤによってもたらされる、しっとりと吸い付くような手触りは何物にも代え難いものがあります。いつまでも触れていたい、誰もがこう感じるはず。思わず頬ずりしたくなるほどです。ウールニットとは比べ物にならないくらい暖かいので冬場でもインナーはこれ一枚でOKです。 サイズ表Size
※ ニット製品のため寸法に若干の誤差が生じます。予めご了承ください。 (単位: cm) ▼ 同素材のニットストールはこちら!